久々にアルコールなんか摂取しながら映画鑑賞。最近ようやく一息つけるようになったのに、サカナにできるような面白い映画もなくてお酒が飲めなかったのよ。映画見ながら一杯やるってのが店主の数少ない楽しみなのに。
せめて見た映画の感想くらいはupしないと。
でも、まだ奨学金の申請書とかその小論文とか、酒飲んでるヒマは無いんだけどね。

家族を殺され、自身も瀕死の重傷を負ったFBI捜査官・フランクがその黒幕である資産家にしてマネーロンダリングをも手掛ける表・裏両方の世界の顔役に復讐を挑む、これだけといっちゃこれだけの話なんですが
フランクが愛ボロ車や(マッスルないかにも70’s!)おんぼろアパートを実戦使用に改造していくさまや、敵の一味を追い詰めていくためのコンゲームなんかは今後の参考にするべくじっくり見させていただきました。
といっても、巨漢の殺し屋が家(というか『ねぐら』)に踏み込んできたときは仕込んだギミックはことごとく不発で、これで本当に勝てるのか心配になってしまうほどでした。ここまで主人公が追い詰められるっていのはハリウッドでは見たことがないかも。

復讐という救いようのない映画に彩りを添えてたのが、顔面ピアスのデイヴ、デブのバンポ、そして男運の悪いやさぐれ姐ちゃんのジョアンといったフランクの隣人たち。
妻子の敵を討つために総てを投げうつ(そして酒に溺れる)男、というプロットにとっては彼らの存在はむしろ邪魔かもしれない。ですが、もしかしたら人間すら捨ててしまってるフランクに人間らしい暖かみを思い出させてあげられるのは彼らの存在なのかもしれない。特にジョアン。暴力的ストーカーと化した彼女の元彼をフランクが追い払ってからというもの、まとわりついていたやさぐれオーラは薄れていったし、傷ついたフランクを献身的に手当てする様はまるで香@CHのようで萌えた。
きっと彼女たちがいなければ死亡フラグがばりばり立ってたはずだ。実際、すべての復讐が終わったときフランクは死を選ぼうとした。だが彼は生きることを選んだ。これから彼には、人間らしさを忘れずに法で裁けぬ悪をばったばったと倒してほしい。そしていつかジョアンと幸せになってくれるといいな、死んだ奥さんには悪いけど。

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