今週の相棒

2008年2月20日 TV
なかなか不定期になってしまい、申し訳ありません。

今週再登場したのは、あの3rdシリーズ『双頭の悪魔』の片山雛子(木村佳乃)。
外務省の不正経理が明るみになる中、外務官僚が転落死。それも事務次官の腹心だったことから特命係が動き出し・・・。この次官というのが外務政務官時代の雛子と対立していたというのだから、まるでどこかで聞いたような話。となると雛子は真紀子かマダム・スシか【笑】しかも疑惑追及の急先鋒の野党議員、それを罠にかけるためのニセ証拠とデジャヴュくらくら。この生臭さ、もといナマモノ臭さこそ『相棒』の持ち味っていや持ち味ですから。
実はこの被害者、不正経理の内部告発者であり、その国会追及を陰で糸を引いていたのは雛子だった。そんなわけで彼女に容疑がかかり、犯行時間には議連の会合で演説していたというアリバイもトリックで崩せそう。ですが片山雛子、劇場版にも出るんですよね。となるとここで逮捕されるわけがない。果たして真犯人は他にいるのか、それとも何らかの制度の壁に阻まれて終わるのか?と変なところで興味を引きずられてしまいましたが、さすが『相棒』、またも思いもしない方向から真実を暴きたててくれました。

一方で、こちらも雛子が怪しいと踏んだ捜査一課。その捜査手法が・・・だんだん特命係に似てくるような。名刺を渡して指紋を取るなんて手はどっかで見たような気がするし。そして刑事部長にまでくってかかる始末。彼らもまた正義と真実を追い求める警察官なんだということなんでしょうが、ねぇ。
今までも伊丹以外は特命係の実力に一目置いているというか、でも本心ではそれを利用しようということなんでしょうが、シリーズ長いとこの手のライバル的小悪は口の悪い仲間になっちゃうんですよね。トリオ・ザ・捜一もその域に達しつつあるかも。

今回、片山雛子が出てくるということでついつい邪推してしまうのが、もしかしたらこれが劇場版への伏線になるんじゃないかということ。しかも鹿手袋の名前も出てきたし・・・!美和子ちゃんのことが結局ドラマの中では決着を見せなかったというのも映画への壮大な伏線のように思えてきた【爆】
しかも今回の脚本、映画版にも抜擢された戸田山さんなのよね。考えすぎかしら?

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ところで、本日の読売新聞のテレビご意見欄、見ました?『相棒』の枠で寺脇さんのCMやってることへの、早い話が苦情なんですが、その手の混同を起こす人がいるってことが店主、信じられません。いい大人だろうに。
そもそも大人の事情考えれば、スポンサーがキャスト出演のCMを率先してドラマの合間にぶつけてることぐらい判るだろうし。
でも同じテレ朝の『天国と地獄』は信じられなかった。
一人二人ならともかく、メインキャストのほとんどのCMが流れてたんじゃないでしょうか?

店主の場合は常にドラマにのめり込むことなく、その外側(たとえば劇場版とのつながりとか、さらに『相棒』というドラマの外側の小ネタとか)を意識して、客観的に見るヲタク的クセがついてるからそう思わないのでしょうか?

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