今年のお正月はこれを全巻一気読みでした。
言わずと知れたハスキーブームの火付け役、なんて言われてしまえば『ブーム』と名のつくものにはことごとく「けっ」と唾を吐きかける店主としましては今まで一度も読んだことはありませんでしたが、読まず嫌いはやっぱりいけない。かなり店主のつぼに入りました。どれくらいハマったかというと、お気に入りのエピソードは何度でも読み返してしまうくらい。

でも、犬を飼わなかったらこれほどまでに面白いとは思わなかったかもしれない。
常に自分に目を向けてほしい自己中犬・スコシや掃除機に怖がるアンなど、「そうそう、ウチのナナもこんな感じ」と頷くこともありますが、
逆に主役犬・チョビの賢さに愛犬のおバカ加減を嘆く方が多かったりします。バカ犬の多いハスキーですらあれほど飼い主の言うことを聞くのに、柴犬(っぽい雑種)のナナときたら・・・さっきもチェーンソーの音にビビって逃走を図りました【爆】

そして、アカデミックな業界に身を置く人はハムテルたちの日常をより身近に感じられるかもしれません。後半になると動物記的なお話より『H大動物記』ともいうべきユニークな面々のエピソードの方が多くなってきますが、ここまで大学生の研究生活いついて描いた漫画って今まで読んだことなかったと思う。
オーバードクターとなってしまった菱沼聖子の運命は他人事とは思えませんでしたし(しかし彼女は博士論文を書き上げて無事民間企業の研究職として就職)
ハムテル幻の学会デビュー話は・・・原稿は手書きからPC、スライドもパワーポイントに変わりましたが、半年後の店主の姿かもしれません(秋に発表するかもしれないの:泣)
もちろん理系と文系の差は大いにありますが、研究の世界に進みたいと思う方は一度手に取ってみてはどうでしょうか。その結果、「やっぱ行きたくない」と思うかどうかは別ですが。

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