『TUBE Live Around2007 冬でごめんね winter letter』が昨日の神戸で千秋楽を迎えましたので、ライヴのネタバレを解禁いたしました。
ついでにアルバム“winter letter”のレヴューもようやくupしました。
今回のレヴューを書きながら常に頭の中にあったのは曲と詞のバランス
これは『あなたはあなたのままでいてね』のポップなメロディ×前向きなリリックに違和感を覚えて以来ずっと気になってることなんですが
TUBEの場合はミスマッチなのがむしろ『らしさ』を覚えるのです。
思えば初めて『めぐりくるSeason』を聴いた時、「こんなポジティヴな別れの曲があったのか」と感動しました。それは「あの日の生き方を 今も大事にしてほしい」「人ごみに流されそうなときは 君をきっと思い出すよ」といった前向きな歌詞に胸を打たれたというのもありますが、そんな切ない歌詞がポップな感じの曲に乗せて歌われている、というのも大きかったはずです。
そんな歌詞の世界観をメロディが裏切る、だからこそより大きな意味が生まれるというコラボレーションがTUBEの他の曲にもたくさん見られます。
たとえば『Half Moon』や『誰のせいでもない』といったような。
“winter letter”でも『方舟』や『哀愁ドライブ』がまさに当てはまるでしょう。

逆に『テ・ガ・ミ』が店主の中で不評だったのは、メロディも詞もどちらも大仰だったからでしょう。あまりにも両方の世界観ががっちりかみ合ってしまうとかえって陳腐にさえ思えるもの。ある意味パロディととられてもおかしくなかったんじゃないかとすら思えます。
ですが『クリスマスローズ』の「僕だけのマリア」というような「吐き気のする」ほどの 店主が言ったんじゃないですよ!前田さんのセリフです ロマンチックな歌詞がすんなり耳に入ったのは、曲のスケールがそれだけ大きかったから。つまり曲と詞の世界観が一致してるんです。でもこの曲は店主の中で『方舟』とともに一位を争ってます。
じゃあ『テ・ガ・ミ』と『クリスマスローズ』の違いは何なのか、
曲と詞のバランスはどうあるべきか、これらの問いは今後TUBEの曲を語ってく上で考えていかねばならないことかもしれません。

コメント

mi
mi
2007年12月31日1:02

CHと中島みゆき歌うなら(爆)、一緒にカラオケ行きたいですよ!

nophoto
游茗@ケータイ
2007年12月31日22:35

ええ、喜んで!と言いたいところですが、半分以上TUBEに付き合ってくだされば、ですが(笑)
でも、このままじゃCH歌う場がなくなってしまいますよ(泣)

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