今週の相棒

（と言いつつCH/むしろAHネタなのですが）
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いというか、AHのせいで嫌いになってしまったものも結構ある。例えば湘南新宿ラインの車窓から見かける『写真だけの結婚式』に喧嘩を売ってみたり。

今週の相棒も、途中で話が心臓移植とかになってきて、ちょっとヒヤヒヤしながら見てました。いくら世間のドラマが扱えないような硬派なネタを扱うのが相棒とはいえ。
いえね、犯人は最初から読めてたんですよ。でも途中から彼女が犯人かもしれないとも思えてしまったんです。殺されたロックシンガー・丹野の恋人の夏生が。
彼女、実は心臓移植を受けていて、その心臓は丹野の元バンド仲間の大治郎のものだった。彼は丹野に曲を奪われ（それが丹野のデビュー曲に）失意のうちに自殺。
そして・・・ここから先は店主＠アンチAHファンのヘボ推理ですが、大治郎の心臓の記憶に導かれるまま夏生は丹野を殺害、夏生としての自分を取り戻した彼女は呆然としたまま街をさまよう――っておっちゃん＠名探偵コナン並みのヘボだ【爆】
ここから最初に予想した犯人への持ってき方が、さすが相棒でした。ともすればご都合主義になりそうなものですが　先週はひどかった。いきなり伏線に無い動機が出てくるんだもの　最初にちょろっとだけ出てきた瑣末な点から見事に丹野のゴーストだったマネージャーに繋げました【拍手！】ありゃあのっけから犯人フラグばりばり立ってましたが。

そして、それだけでは終わらなかった。
純粋に丹野の歌うデビュー曲に惹かれたのか、それとも大治郎の心臓が自分の作った曲に反応しただけなのか戸惑う夏生に、右京さんが
「彼（＝大治郎）のことを思いやるのは大切なことです。
しかしあなたの心は誰のものでもありません」
このセリフを恋人の心臓のレシピエントを「娘だ」とトチくるってる中年男とその生みの親に聞かせてやりたい！！
AHは香≒シャンインが大前提で成り立ってるわけだから、それをひっくり返しちまえば、ねぇ。やっぱり相棒は相棒だわ。おっかなびっくり見てましたが、見終わった瞬間、溜飲を下げさせていただきました。