時代が店主に追いついた？

最近はどのドラマもどこかで見たようなデジャヴュばかりで遠ざかっていましたが、この秋は久々にかなり見ています。
そもそも店主の趣味は、基本的に恋愛ドラマはダメ。好きなのはお仕事系、群像劇、一話完結。特に毎回何かしらのトラブルがあって、それを主人公の持っている特殊技能によって（推理なり医学なり料理なり）解決していく、というパターンが好みです。CHなんてばりばりストライクゾーン
そしてこの秋はなぜか刑事ネタが大豊作『ジョシデカ』は『医龍?』と重なるんで見れませんが、CXだけでも深夜にSPモノと、まさか月9で推理モノとは・・・福山に柴崎というキャスティングがやっぱり月9なんですが。

そんな派手さと無縁なのが我らが『相棒』
しかし、最近のこのフィーバーぶりはどうした？プレシーズンのノベライズに来年GWには劇場版公開、そしてコミック版がcoming soonだと？
どこの社でやるのかちょっとドキドキ。どうせやるならモ○ニングとかビッ○コ○ック系列などの『大人な』雑誌にやっていただきたいものです。え、バ○チは？・・・いや、まさかね。
なんだかここまでアゲアゲだと数年来のファンとしてはちょっと素直に喜べない。だってこのドラマはある意味通だけが知っている内緒の楽しみ、みたいなものだから。
そもそも水曜9時という枠はテレ朝伝統の刑事ドラマ枠。メインキャストが舞台役者揃いでゲストも渋い演技派中心、ストーリーもよくある推理物の裏をかくようなプロット、警察機構やらのドロドロした事情も出てくるし、必ずしも万人受けするようなスパッとした解決が無いエピソードもある。
しかもシーズン6まで回を重ねれば、ある程度基本設定を知った上でのネタというのも必然的に増えてくるわけで、とかなりファンにあるまじきことにご新規さまを蹴散らすようなことばかり書いていますが、あくまでそれを覚悟の上お楽しみくださいということで。

今年の初回SPも相棒らしさ全開。
普通のサスペンスだったら一本の糸にまとまりそうな事件が、実はそれぞれ当事者の勝手な思惑によるものという真相に妙なリアリティがありますし
そりゃ人間、抱えてる事情は一つだけじゃないのよ
裁判員制度という極めてタイムリー、かつ扱いづらいネタにも果敢に挑戦するのも相棒ならでは。
それよりも不純なファンとしては薫ちゃんのスーツ姿に充分萌えられました♪普段ラフな格好ばかりだからこそたまの黒スーツが映えるのよ。
今年はフライトジャケットを買ってしまおうか、本気で考え中です【爆】