いよいよ今回を入れて残すところあと2話になりました『closer by closer』
そして次回更新分、つまり最終話も昨日脱稿いたしました!(ぱちぱちぱち)
完結を目の前にしていきなり神が降りてきて、最後の1話半くらいは三日で書き上げたんじゃないでしょうか。おかげで右手が腱鞘炎っぽいです【爆】だったら最初から神が降りてきてくれればよかったのに。
しかし、これで来週からまた本業の方に集中できそうです。

今回、とうとう撩が目覚めましたね。
そうなのよ、あんたたちは今さらお互い抜きではいられないんだって。
そして前回に引き続いて香に啖呵切らせました。
「あたしが撩を好きなのは、強いからでもなければ優しいからでもない。撩が撩だからよ!」「あたしは撩の全部がひっくるめて好きなの。撩の好きな自分も、嫌いな自分も全部・・・」
元ネタはTUBE『Smile for Me』の大嫌いな君 表も裏も全部 痛いほど愛してるからです。この歌詞聴いて香→撩だと思いました。
そういえばとあるエッセイで究極の愛とは『母の愛』であると読んだことがあります。
男女の恋愛ならまずはタイプありき、強いとか優しいとかイケメンだとか。でもそのうちタイプじゃなくなってしまうことも。結婚した途端「釣った魚に餌はやらない」ということもありますし。そうなるとおのずと愛は冷めるもの。
しかし母の愛は違う。そりゃ遺伝子の盲目さが多少入ってますが、親にとって子供がどんな子供であろうとも愛おしいもの。たとえ馬鹿でも障害があろうとも、犯罪者になろうとも。そう考えると撩への香の愛は『母の愛』の境地に入ってるなぁ。
撩は自覚しているだけで「だらしがなくてもっこりスケベでツケばっか溜めて無駄飯喰らいで、部屋なんて散らかし放題で」といろいろ欠点がありますが、それ以上に人間としてどこかに取り返しのつかない欠落があり、それゆえ自分を誇ることのできない男なんじゃないでしょうか。
しかし香はそんな欠落も含めて撩を愛してるはず。それだけ大きな愛で包まれれば、撩だって自分を誇れるようになれるかもしれない。
たとえ一目惚れしても二目には幻滅し、真価が判るようになるまでは百目ぐらい必要なこの男に一生ついていけるのは香ちゃんぐらいだと思いますが、どうでしょうか?

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