お昼ごろにクレイジーキャッツの映画がやってましたが、さすがに植木等とハナ肇と谷啓しか判りませんでした。しゃあない、世代じゃないし。
と言いつつ、こないだ『思い出のメロディー』で植木等メドレーをやってましたが、そこに歌われている無責任イズム【笑】が遠いものとは思えなかった。そりゃ当然だ、だって『無責任艦長タイラー』が大好きだったんだもの。

もちろんタイトルでお判りの通り、『タイラー』の元ネタは植木等の『無責任』シリーズ。主人公・平均(たいら・ひとし)ならぬジャスティ・ウエキ・タイラーが宇宙時代の軍隊を舞台にヨイショと強運でとんとん出世、というお話。
そんなわけだからところどころにクレイジーキャッツ・ネタがちりばめられてたりするわけです。『シャボン玉ホリデー』の「おとっつあん、お粥ができたわよ」とか。何で80年代生まれの店主がこんなの知ってるんだ【爆】
ということはハナー・シスターズの元ネタはザ・ピーナッツですよね
特に、原作・富士見版の冴えないおっさんタイラーはまさに宇宙版・無責任男だったんですが・・・
店主の中でタイラーといえばアニメ版なんですよ。小学生のころ飛び飛びになりながらもせっせと見てましたから。それで中学生になって初めて原作を手にして、タイラーのあまりのカッコ悪さにちょっとショックを受けました。ですがその後、続編が出ていると知ってそれをせっせと買い集め、版元がエンターブレインに移った後も『真・無責任艦長タイラー』シリーズを制覇して今に至るわけですが(でも『黙示録』『三銃士』はnot complete)
でも、富士見版でもEB版でも読んでて店主の脳裏に浮かぶのはカッコ悪い都築和彦キャラでもなければ金髪イケメンの吉崎観音キャラでもなく、ぱっと見冴えないながらも実はなかなか男前な、「能ある鷹は爪隠す」が似合うアニメ版タイラー(CV:辻谷耕史)なんです。

でもこのアニメ版、主人公のヴィジュアル一つとってもかなり原作からかけ離れているので原作ファンはもちろん、作者からもかなり評判が悪かったとのこと。でも店主に言わせればメディアによって内容が変わってしまうのは当然で、その違いを楽しむくらいの心の余裕がなくっちゃ、と思うのですが。(と思うのは店主がパトファンだったからでしょうか?CHだってむしろアニメ・オリジナルで面白いエピソードは多いですし)
それに、アニメ版だとタイラー×ユリコがまさしくツンデレなんですよね♪
原作ではなんで才色兼備のユリコ・スター少佐があんなタイラーなんかと結婚しちゃったのか謎だったんでしたが、その辺のプロセスをいちばんきめ細かく描いてるのがアニメ版なんじゃないでしょうか。
それに一番最初に触れたタイラーがアニメ版だったから、というのもあるでしょうし。ってまるで生まれて初めて見た動くものを親と勘違いしてしまう雛鳥じゃないですか【笑】CHにしたってパトにしたって。

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