こういう男女ペアものにとって、一時的な『カップリング崩し』ってのは二人の関係の起爆剤になりうるけれど、ある意味ばくちだったりする。
もちろんふたりは未満も未満ですが、店主のようにオトコとオンナがいたらくっつけずにはいられないカップル萌えにしてみれば、先週からヤキモキのしっぱなしでした。
小林聡美の家に転がり込んで、彼女の正体を疑いながらもそれなりに幸せそうにしているロボに「お前にゃニコしかいねぇだろ!」と詰め寄りたくもなりましたが、でも最後には元鞘でよかったです。これからの二人の進展は・・・ってそんなドラマじゃないけどさ。
だけど、敵と知りながらも惹かれていってしまう女と、恋人未満のパートナーとの板挟みってのは萌えますね。一度書いてみたいけどCHの枠内じゃ無理だよなぁ。

最後、再び二人がパートナーを組む際に「友達だから」という言葉にちょっと物足りなさを感じた方も多いかとは思いますが(店主だけ?)
ここで社長のエピソードが効いてくるんですよね。
若いとき、恋人だったパートナーを見捨ててしまった社長。彼女はそのことをずっと悔み続けているんですが、意識を取り戻したその彼が許すと言った。
その理由が「友達だから」
この文脈では、友達≒限りなく恋人に近くなるんですよね♪

今回はめずらしくよっちゃんがカッコよかった。
いつもはドジばっかでニコ&ロボの引き立て役でしたが、きっちりプロフェッショナルな仕事してましたね。
岡田義範という役者さん自身、顔は正統派な二枚目のくせに変な役ばっかで前から気になってましたが、『セクシーボイスアンドロボ』でもいい味出してます。ベビーフェイスにヒゲ面ってのもなかなかミスマッチでいい感じですし。

ただ、CHファン的には「よくもまぁ硝煙の匂いさせて何も知らない男の元に帰ってこられるよなぁ」等突っ込みどころもありますが、
逆にファンの間では評判の悪いプリンセス・ユキのエピソードも、ある意味で撩×香の関係を強化するための意図的なカップリング崩しとして読んでみることも可能なんじゃないか、と思ってしまいました。
ミックの場合はそれが非常によく働いてるんですけどね。

コメント

nophoto
mi
2007年6月6日16:28

どおも〜。
運良く見られました。セクシーボイス&ロボ!!
社長の恋人の「友達だから」には、えぇ?って気がしました。
善き恋人が時を経て善き友人でもあって欲しい気持ちはありますけどねぇ〜。私もそういう恋愛が好きなので。でも流れ的にはもっと濃い台詞を期待してました(爆)

>あのプリンセス・ユキ
恋愛の関係強化キャラとしては不完全でしたね。途中からメロドラマっぽくて。あのキスに必然性が感じられなくて、リョウって流されやすいのかなーって思ってしまう(笑)

蛟 游茗
蛟 游茗
2007年6月6日22:48

どもども、おひさしぶりです〜♪
自分としては見方が間違ってるかもしれませんが、『セクシーボイスアンドロボ』【爆】
>「友達だから」
いや、あのドラマはむしろゆるいセリフの中に濃い目の哲学が詰まってる感じだと思ってます。と勝手に思って勝手に深読みしているんですが。

>Re:プリンセス・ユキ
確かにそうですね。肝心の香サイドにはほとんど触れてませんし撩も撩でそこらへんの引き裂かれた葛藤というのが描かれてませんし(深読みすればあるのかもしれませんが)
結局、作者の意図としては彼女は数ある撩に恋してしまう依頼人の一人であって、撩も私たちが思うような香一人のものではないということなんでしょうか。

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