CH完全版17巻を読んでかすみちゃんの話が書きたくなった。
彼女とさゆりさんは数あるCH脇役陣の中で徒や疎かにできないキャラなんです、店主にとって。理由は言わずもがな【笑】
なのでなんとか彼女を救済するネタをやりたいんです。

ってのもあるけど、そもそもの発端はこの歌、
瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の
  割れても末は 会わんとぞ思ふ

CHファンならご存知の詞華和歌集、っていうか百人一首で有名な歌。
実は百人一首中でも人気No.1らしいんですが
実はただの恋の歌じゃねぇだろ。
だって読み人が崇徳院なんですから。
平安末期、保元の乱で敗れ流罪となって、死後は怨霊としてまつられた人物。
しかもそのプレヒストリーには凄いものがあって、一応は鳥羽天皇の皇子ということになってますが、実はその父親の子なんじゃないかという早い話が『華麗なる一族』状態。判りやすいなこの喩え【笑】
なわけだからこの歌は単なる恋歌ではなく、「畜生、今に見てろよ!そのうち絶対舞い戻ってやるからな!!」という意味に取れないこともない、と解釈してしまうのは新歴史主義の悪いクセでしょうか。しかも出典の詞華和歌集には、どういう状況で詠まれた歌かはわからないとして「題知らず」となっているらしい。ますます怪しい。

しかも『崇徳院』という題名の落語があるらしい。
こっちはやはり恋の歌という側面なのだが、人探しが絡んでくるという点でプロットとして使えそうだ。しかしまず撩と香をくっつけさせる方が先なので、まだネタ練りの状態でお目にかけるのはしばらく後かも。ようやく本業の方が一段落しましたが、未だ執筆モードに入れません【爆】
せめて5周年(!)の来月23日には続きがupできますように【祈】

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