ようやく発表も終わり、今までほぼ毎月のように訪れていた締切地獄からもしばらくは解放です。(まるで借金返済に追われてる人のようだ・・・)
そんな折に教科書と一緒に届きましたCH完全版17巻。

そういや『世界まる見え』でまた新しい番組がやってますよね、『ナニー911』。子育てに困るご家庭をイギリスの本場のナニーがお手伝い、という番組。なんで店主、ナニーなんていう単語知ってるんだろうと思ったら、たぶん亜希子さん&沙羅ちゃんのエピソードですよね、それもアニメの方で。あまりアニメ本編の記憶がないんですが、こんなところで覚えてたとは。
このエピソード、CDブックになっただけあってかなり珠玉のストーリーだと思います。確かに銀狐vs香や終盤の怒涛のラヴ展開など読み応えのある回は他にもありますが、CHの定番といえる
XYZ→狙われた美女のボディーガード→撩のもっこりアプローチを交えつつ、黒幕との対決といったいつもの展開の中にかなり様々な、サエバスキー、カオリストともに心をくすぐるような要素が盛り込まれてるんじゃないでしょうか。

まず初対面で撩の心の奥底を言い当てた超能力少女・沙羅。
彼が実は物心つくかつかないかのうちに両親を飛行機事故で失い、ゲリラ部隊の中で少年兵として育ち、父とも読んだ男の裏切りでPCPを投与され・・・なんてのはCHファンならだれでも知ってる撩の過去ですが、まだ連載展開ではそこまで明らかになってなかったはず。
そうじゃなくてもさっきまであれだけCat’sのマスターにおさまった海ちゃんをからかってた撩の内面にそれだけのものがあったのか、というギャップにハッとさせられました。
でも内面は何だかんだ言ってもっこり男。そのR18な妄想の中身に赤面してしまう11歳の沙羅ちゃんですが、いざ亜希子さんに夜這い!というときに眠れない沙羅に呼び止められる撩。仕方なく一緒のベッドに寝せてあげるんですが、その優しい眼差しがまたいい!
普段はガキは「でぇっ嫌ぇだ!」と言いつつも、子供にやさしいんですよね冴羽さんって。拓也くんのときもそうでしたが子供扱いしないし。これなら沙羅ちゃんが好きになるのも当然かも。

でも人の心が読めてしまうから、香の撩への恋心も当然判ってしまうんですよね。しかも子供って純粋だから恋敵となると無条件で坊主憎けりゃ袈裟まで、ってなっちゃうし。
そんな沙羅の素気無い態度に香は本気になって心配してしまうんですが、それを温かく見守る撩の優しさがカップル萌えとしてはたまりません!って普段あいつあんなに優しかったか?と思ってしまうほど。
拗ねてしまった沙羅と香は屋上で仲直りするんですが、たった11歳の彼女をライバルとして素直に認める香はやっぱいいオンナだわ。

そして沙羅は父親を殺した黒幕である叔父と対決することになるんですが、ただ単に撩の力を借りるだけなら事態は簡単。
しかし撩は沙羅自身に勇気を持って叔父の醜い心を見抜くように言います。
この辺がCHの王道なんですよね。何かの機会に諏訪PDかこだま監督かが語ってましたが、ただ事件を解決するだけじゃなくそれを期にヒロインの心の傷を癒し成長へと導く、これぞCHの仕事。
それまで他人の醜い本心から目を背けて心を閉ざしていた沙羅でしたが、きっとこれからは西九条家の当主にふさわしい強い女性へと成長できるはず。

なんか長々と語ってしまいましたが、もちろんもっこりありハンマーありもちろんアクションありの、これぞシテハン!というエピソードの一つだと思います。ラストがほんのりR×Kの、EDの前奏がかぶりそうな感じがまたいいんだなこれが。

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にしても最近元気だな北斗。
今度は『いただきマッスル』でコラボですか。そもそも「筋肉救世主伝説」といいOPのキャラデザといい大いに北斗の拳意識して、その線で神谷さんがナレーションやってるんでしょうけど
でもあの地声はほぼ撩ちゃんなんだよな。今回は撩のおちゃらけヴォイスっぽい声が聞けてちょっぴり嬉しかったです。

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