『相棒』最終回SP

2007年3月14日 TV
巨悪キタ───────────────────ッ!!!

刑事ドラマで、いや、日本のエンターテインメント全般において
ここまで大掛かりな敵を相手にできるのは特命係くらいじゃないでしょうか。
何せ今回は公安調査庁が出てくるわ、防衛省情報本部が出てくるわ、
たとえエンタメの世界でも「触らぬ神に祟りなし」だった世界の話ですよ。
P2には調別なんて出てきましたが、映画などで出てくるようになったのは
『亡国のイージス』くらいからじゃないでしょうか。でもあれだってDICEっていう架空の機関ですが。

以前2時間SPで警視庁公安の極秘セクションが出てきたときも、
パト(P2)の延長上でそういうことに知ったかぶってる半可通の店主としては
「そんなの出していいわけ?」と心配になってしまいましたもの。
エンタメの皮をかぶりながら国家権力の知られざる暗部を描き出す『相棒』、
恐るべし。
ハリウッド映画ではよくCIAが主人公として描かれるとともに
敵に回したりもしますが 赤狩り以来の恨みか?
今回はまるで洋画を見ているようなスケール感でした。

しかし毎度毎度、警察内幕ネタではそうなんですが
ハリウッドのようなスカッとしたカタルシスはありえないんですよね、『相棒』には。
相変わらず官房室長は腹黒いし。
でも、そんな中でも右京さんの、そして特命係としての
「罪を犯した者は必ず罰せられるべき」という単純明快な正義感が
このシリーズ唯一の救いなんじゃないでしょうか。
でもあの最後のどんでん返し、よくもまあ脚本家はあんな法律見つけてきたというか。
店主には書けません。昔、公務員試験受けようと思って教材買いましたが手つけてないし。取材兼ねてもう一度勉強しなおしてみようかしら。

ちなみに拉致られた薫ちゃんに「発信機付いてるだろ」と思ったのは
やっぱりCH的思考回路【笑】

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