こないだここでも言いましたが、バブル期が、というか80’sがアツイらしい。
そりゃそうだ。10年位前は70’sがアツかったのだから。
かつてダサい、時代遅れの象徴だったベルボトムが流行の最先端へと180゜転換したのをこの目で見てるのだ。なので、今や正反対にダサいと言われてしまっている80’sが復権するのではないかと密かに踏んでいるのだが。
ファッションなんかは微妙に80’sの要素が復活しつつあるし
音楽業界でも当時のヒットソングのコンピレーション盤が各社から出ているし、その数年前にもCXが『ラストクリスマス』で仕掛けようとしていたっぽい。
店主もU〜haなんかのベタベタ商業主義っぽさがかなり好きなのだが【笑】

何でそんなことを言ってるかというと、日経エンタ別冊の『80’s J-Rock』
「TM Network」とあったのでふと気になって手にとってみた店主@CHファン。
もちろんTUBEファンとしての下心も満載だったのだが、そっちの方は特に取り上げてませんでした。残念。
TMを語る上で外せないのはやっぱり『Get Wild』による大ブレイク。もちろんその話も出てましたが、木根氏&宇都宮氏のインタビュー記事の次のページがなんと見開きでCH主題歌特集!
やはりアニソンの歴史を変えたのはCHでありGet Wildであったらしい、なんてことは以前ブログでアニソン語りしたときにも語ったが。

それ以後のアニソン界の現状は皆さまのご存知のとおり、今や新人歌手を売り出すショーウィンドウと化している様子。それがアニメの世界観を端的に表しているかというと必ずしもそうとはいえず
(ある一面は確かに表しているとはいえるけど)
せいぜい半年で使い捨てられ、アニメの印象に残ることはない。

その点Get Wildは違っていた。そもそもEDでありながら最もファンの印象に残る主題歌、という点においても異例だが、まさにあの歌詞、あの映像、そしてあのビートがCHの世界観を如実に表していた。
それは作詞の小室みつ子さんのエッセイによればアニメ製作サイドとTMサイドの緊密なコラボレーションによるものだったという。
その結果としてCHスペシャル3作において2作はget WildのリメイクがEDになるなど、CH音楽の代名詞となったわけだ。

さて、最近のアニソンに話題を戻して、このような理想的なコラボが今もあるだろうか。つまり、J-popとして成立しながらもアニメの世界観をそれ一曲だけで端的に示しうる一曲が。
・・・ねぇな。
音楽業界に軒下を貸して母屋を取られた、それがアニソン界の現状なのではないか。

PS:執筆中の長編用にget Wildな感じの壁紙を見つけて超ハッピーな店主。
雰囲気に合う壁紙ってなかなか見つからないけど、見つけたときのこの楽しみがあるからやっぱり壁紙探しは止められない。

PS2:そんなことを言ってたら中国で株価が急落→全世界的に株安。
今こっちが回顧的に見ているバブルですが、お隣の国では現在進行形真っ只中だったんですね。これから世界経済が、そして日本の景気がどうなってしまうのかちょっと心配。

コメント

nophoto
mi
2007年3月2日16:43

ども。バイト三昧@春休みな日々を過ごしております。

>Get Wild
CH無印でED見て「なんてカッコイイんだ〜〜〜!」と思いましたよ。都会的であり、ちょっともの悲しい雰囲気を持つこの曲はアニメCHの成功の立役者であると思ってます。mixiのCHコミュニティなんかでも多くの人が一番好きだった曲に挙げる曲ですし。

蛟 游茗
蛟 游茗
2007年3月2日22:24

どもども。もうすっかり名実ともに『春休み』ですよね【笑】
毎年この時期は「むしろ冬休みだろ?」という感じでしたが。

>Get Wild
CHの他の主題歌は鼻歌程度には覚えていても歌詞などほとんど忘れていましたが、この曲だけは映像ごとかなり克明に記憶してましたね。
高校のとき、知り合いにTMNファンがいて、そいつがカラオケで入れるまですっかりCHも何もかも忘れていたにもかかわらず、です。
名曲ぞろいのCH主題歌の中で、これだけは『別格』でしょう。

nophoto
カミーユ
2014年1月9日23:53

7年後にこの記事見つけましたw

邦楽のその後を変えた歴史的名曲と思っており、
それについて基準法がないか探していたところ、
ここに辿り着きました!

1987年当時、私は幼稚園児で(w)CHについては
近所のお兄ちゃんたちが見ていたという印象でした。
なにせ我々は当時社会現象にもなっていた聖闘士星矢に
夢中だったのでw

そして、中学生になった90年代ちゅうばんに、夕方から
CHの再放送が毎日やっていたので、そこでGet~と
still~を知り、チャゲアスで既に音楽の道に目覚め出して
いたのですが、新たな衝撃を受けました!

中学生の少ない小遣い片手に近所のCDショップに自転車で
買いに行ったのを覚えています!
今もその時買った8センチシングルを大切に所有しています!

その後80年代HR/HMに目覚め、大学卒業までギターと共にどっぷり
ハマってましたがw

蛟 游茗
2014年1月11日2:01

ああ、もう7年もこの記事から経っていたのですねw
ということで、はじめましてカミーユさま。
相変わらず今も「80年代がアツい!」と言いつつ
本格的なブームは訪れずじまいな感じですね
『あまちゃん』でだいぶフィーチャーされてたようですが。

店主も87年当時保育園児でして、ということは同年代でしょうか?
聖闘士星矢、大流行してましたねぇ
自分の周りでも男友達がいわゆるフィギュア的なものを持ってました。

この記事ではアニソン界のターニングポイントとして絞って書きましたが
後のJ-popの歴史を考えてみても一つの分岐点だったでしょうね。
これなくしてTKも無かったわけですし。
でもそれって始祖鳥=鳥なんだか恐竜なんだかよく判らない、的な
曖昧さもあるのですが、ゲワイを含めそれこそが
80年代音楽の一番の魅力なんじゃないかなぁと思います。
少なくともリアルタイムで聴いていた90’sよりグッと来てしまいますw

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