#46 その名はゼロ
しばらくお休みしていた『今週のパト』でしたが、そんな間に早くも最終回1つ前。ま、そんなこともあるさ。『CLATよ永遠に』は前レンタルで見たし。
とうとう念願の新型機が第1小隊に配備されることになった。それがAV-0。
ちなみにこの第1小隊の新型機およびゼロ、各メディアによって扱いが違うのが面白い。ゼロと聞いてパトファンが真っ先に思い出すのが映画第1作の敵キャラともいえる零式。新型OS『HOS』を搭載し、その中に仕込まれたウイルスによって『箱舟』で大暴れしたアレです。
ちなみにコイツはコミック版にも出てきます。まだ試作機段階ですが、vsグリフォンの最終対決、イングラムを賊によって陥された特車二課に残してきた野明が最初に乗り込むことになる機体です。そこでの扱いの違いこそ映画・TV・新旧OVAひっくるめたアニメ版とゆうきまさみ描くところのコミック版パトの野明の大きな違いなんじゃないかということは来週あたり語ると思いますが。
じゃあゆうき版パトで第1小隊に入った新型機はというと、コミック・TV版ともグリフォンにこてんぱんにやられたエコノミーの改良型、AVR−98だったりします。
この新型機を目の前にして、野明はイングラム、そして愛機アルフォンスを手放さなくてはならないのではないかという恐れを抱くようになる。
同じような感慨を旧式の物を手放さなくてはならなくなったときに抱く人は多いはず。特にパソコンや携帯電話など、自分使用に育て上げたものならなおさら。
以前PCが壊れてデータ真っ白になって帰ってきたとき
一から教え込んだIMEがお馬鹿になってしまったのが一番哀しかった。
思えばロボットアニメの発展というのは『パイロット専用機』という概念と常に共にあったように思う。ガンダムはニュータイプじゃなきゃ操縦できないし、強気なセイラさんもその壁に阻まれてしまった。それは次第に「パイロット以外操縦できない」という一夫一妻的な専用機システムと、それに伴うパイロットと機体との一体感へと発展していったが、その極致はやっぱりエヴァかな【笑】
そして限りなく大量生産に近いレイバーさえも、パトレイバーでは個人のデータが入った起動ディスケットがなければ動かす、そこにパイロットのクセなどが記録されている以上、他人のディスケットで操縦してもそのクセに振り回されてしまうことになりかねない。
最近じゃ個人認証システムの発達で技術的な根拠も固まってきたし、実際、身近なところでも自分仕様のカスタマイズというのが普通になってきつつある。
じゃあなぜロボットものにこの手のシステムを求めるのかというと、その根底には「ヒーローは特別な人間であってほしい」という物語的な要求があるのかもしれない。『王様の剣』エクスカリバーの昔から。
そして『自分仕様』っていうのも、自分もまたそんな特別な存在であると思いたい願望の現われなのかもしれない。
さて、野明は次回アルフォンスとの関係に一つの区切りをつけることになる。
やっぱり『一人一機』の濃密なシステムじゃないとドラマって生まれないのかなぁ。
しばらくお休みしていた『今週のパト』でしたが、そんな間に早くも最終回1つ前。ま、そんなこともあるさ。『CLATよ永遠に』は前レンタルで見たし。
とうとう念願の新型機が第1小隊に配備されることになった。それがAV-0。
ちなみにこの第1小隊の新型機およびゼロ、各メディアによって扱いが違うのが面白い。ゼロと聞いてパトファンが真っ先に思い出すのが映画第1作の敵キャラともいえる零式。新型OS『HOS』を搭載し、その中に仕込まれたウイルスによって『箱舟』で大暴れしたアレです。
ちなみにコイツはコミック版にも出てきます。まだ試作機段階ですが、vsグリフォンの最終対決、イングラムを賊によって陥された特車二課に残してきた野明が最初に乗り込むことになる機体です。そこでの扱いの違いこそ映画・TV・新旧OVAひっくるめたアニメ版とゆうきまさみ描くところのコミック版パトの野明の大きな違いなんじゃないかということは来週あたり語ると思いますが。
じゃあゆうき版パトで第1小隊に入った新型機はというと、コミック・TV版ともグリフォンにこてんぱんにやられたエコノミーの改良型、AVR−98だったりします。
この新型機を目の前にして、野明はイングラム、そして愛機アルフォンスを手放さなくてはならないのではないかという恐れを抱くようになる。
同じような感慨を旧式の物を手放さなくてはならなくなったときに抱く人は多いはず。特にパソコンや携帯電話など、自分使用に育て上げたものならなおさら。
以前PCが壊れてデータ真っ白になって帰ってきたとき
一から教え込んだIMEがお馬鹿になってしまったのが一番哀しかった。
思えばロボットアニメの発展というのは『パイロット専用機』という概念と常に共にあったように思う。ガンダムはニュータイプじゃなきゃ操縦できないし、強気なセイラさんもその壁に阻まれてしまった。それは次第に「パイロット以外操縦できない」という一夫一妻的な専用機システムと、それに伴うパイロットと機体との一体感へと発展していったが、その極致はやっぱりエヴァかな【笑】
そして限りなく大量生産に近いレイバーさえも、パトレイバーでは個人のデータが入った起動ディスケットがなければ動かす、そこにパイロットのクセなどが記録されている以上、他人のディスケットで操縦してもそのクセに振り回されてしまうことになりかねない。
最近じゃ個人認証システムの発達で技術的な根拠も固まってきたし、実際、身近なところでも自分仕様のカスタマイズというのが普通になってきつつある。
じゃあなぜロボットものにこの手のシステムを求めるのかというと、その根底には「ヒーローは特別な人間であってほしい」という物語的な要求があるのかもしれない。『王様の剣』エクスカリバーの昔から。
そして『自分仕様』っていうのも、自分もまたそんな特別な存在であると思いたい願望の現われなのかもしれない。
さて、野明は次回アルフォンスとの関係に一つの区切りをつけることになる。
やっぱり『一人一機』の濃密なシステムじゃないとドラマって生まれないのかなぁ。
コメント
デスクトップのアイコンの並び一つ取ってみても、体に染み付いていたりして、位置が変わると、作業のリズムが崩れるんですよ。
ケータイのBOOKMARKの並びがずれた時なんて、視覚で間違ってるのが分かっていても、指が元の位置でクリックしちゃいます。
ああ、ヒトっていつまでもアナログ…(老化じゃないのか?)
実は買ってまだ間もないケータイの買い替えを密かに狙ってるんですが、それでも躊躇してしまうのは短い間にもすでに自分のクセがついてるんですよね、予測変換とか。
そういう意味では機械と人間との付き合い方がロボットアニメ化してる、ともいえるんじゃないでしょうか【笑】