ちょっと気になるCMがある。
JTの企業CM。
バレーボールを『社技』と定めているらしく、男子のサンダース、女子のマーヴェラス(実業団時代、江角マキコが所属していた)と2つのチームを持っている。
そしてCMでは両チームの選手が出演しているのだ。
バレー人気だなんだと過去あっても、それがCM出演に繋がるようなことはほとんど無かった。それが自前の選手とはいえこうやってCMに出しているということは、JTがバレーボールをちゃんと応援しているというのが表れていて一バレーファンとしてはとても嬉しい。
そしてそこに出演しているのが加藤陽一であり平野信孝であるというのは90年代バレーファンとしてはかなり心をくすぐられるのだ。

久々にVリーグの中継を見た。カードはNECブルーロケッツvsJTサンダース、どちらもむかしファンだったチームだ。
店主がバレーボールファンだったのは今を遡ること10年前。
ピークとしては98年の世界選手権、ちょうどその加藤選手がブレイクした頃。
あの頃は妹と二人で大いに燃えて関連番組をビデオに録りまくり、
その妹は実際試合を見に行ったりもした。
そして彼女が当時NEC所属だった西村晃一のファンだったことからそのままブルロケファンになり、やはり妹はVリーグの決勝まで観戦、見事NECブルーロケッツは98-99年度の優勝を飾ったのだ。
だがその後、パルシン監督が就任した前後から店主はJTファンになってしまった。
常に感情剥き出し、彼の表情如何でチームが優勢か劣勢かすぐわかる【笑】平野はじめ、個性的な選手が多いながらも「拾ってつなぐ」バレーのチームであるということが魅力だった。

だが、今はバレーから距離を置いている。
それは男子バレーがここ最近の五輪出場権を逃しているという状況もあるが
テレビ局のバカ騒ぎに踊らされるのが馬鹿らしくなったのだ。
毎年各局がCMや番組で盛り上げたりするが、それはあくまで自局が中継する大会のため。それが終わればすっかり見向きもしなくなる。
そしてフジをはじめとするタレント偏重。試合でも選手がポイントを決めるたびに大写しになっているのはハイタッチしているコートではなく、観客席に陣取るアイドルたち。お前らを見たいわけじゃない。
かくいう店主もバレーファンになったのはミーハーな理由から、第1回グラチャンのテーマソングを前田さんが歌っていたから、なのだがそれだって中継のエンディングとして流れるだけだった。なんて言うとファンがうらやんでるだけにしか聞こえないかもしれないが。
CXの飲酒トラブル以降、ああいう風潮が収まるかと思いきや一向にそういう気配が無いのが口惜しい。

さて、試合の方だがNECの方にほとんど知ってる選手がいなかった。
唯一、細川延由だけ。彼もすでにベテランと呼ばれている。
そりゃそうだ。店主の好きだった選手はもうみんなコーチあたりになっている。
現に、NECのベンチに98年当時全日本のキャプテンだった竹内実がコーチとしているんだもん。
しかし、JTはスターティングメンバーの中にも店主の知ってる選手がいるわいるわ。
それだけ平均年齢の高いチームだということだけど
加藤選手も途中出場からヒーローインタビューに出る大活躍だったし
ヘイタもピンチサーバーとして要所要所を締めてくれた。

やっぱりバレーボールは面白い。決してスポットライトの当たらないVリーグを見ながらそう思った。ああいう虚飾さえ排してくれれば店主はいつでもファンに戻る用意はあるのだから。

JT・広がるディライト編
http://www.jti.co.jp/JTI/delight/corp_cm/jtdf_006.html

コメント

日記内を検索