ヨレヨレの美学?
親と一緒に近所のSCに買い物に行ったとき、親父に言われてしまいました。「そのコート、いいかげん着るのやめろ」
通称『青島コート』、その名の通りカーキ色のフード付きコート、という以外本家とは共通点はありませんが。型番でいえばフライトジャケットのN-2ってやつでしょうか(って言っても判る人しか判らんが)
見れば裏地には毛玉がぽつぽつ、中綿が飛び出してます。学部のときから着続けてるんでもうけっこうヨレヨレ。しかしふと思った。ヨレヨレだっていいじゃない、店主の好きな男(二次元)はほとんどヨレヨレが似合う男たちばかりなのだから。

まずは現在の店主の最愛、冴羽撩だって、あの水色のジャケットを評して
二次創作じゃ基本的に「よれよれ」という形容詞が付くことが多い。
しかも原作では一番着用回数が多いと思われるあの“七つ道具”入りコートなんてどう見てもヨレ入ってますし。
CHでよれよれコートといえばやっぱり槇村のアニキは外せないでしょう。
また、他ジャンルに目を転じればパトレイバーの後藤隊長。基本的に制服姿ばかりですが、やっぱり「よれた」「やれた」という形容詞がよく似合いそうなお方であることには違いない。
この能ある鷹の爪を隠すヨレヨレの歴史というのは遡ればとりあえずはコロンボ警部あたりに行き着くはず。よれたトレンチコートに身を包んだ一見冴えないオッサンが天才的犯罪者の完全犯罪を崩す、という図式が後の倒叙ミステリーの文法を築いただけでなく、『ヨレヨレの美学』の基礎を確立したと言えるんじゃないでしょうか。
そのコロンボ警部が古畑任三郎になって「やっぱ見た目は大事よね」という風潮になっても、ヨレヨレの美学は決して古びないはず!と思います。

・・・この写真、ですか?ええ、新品のいわゆるN-3Aです。¥12,800もしました。親に「似合う、かっこいい」と言われて結局買ってしまいました。
ヨレヨレの美学を貫くには、ヨレヨレの中に一本筋の通った中身が必要だと気づきました。店主のような中身のない人間は、とりあえずは外見から攻めるしかないでしょう。
これ着て火曜日から学校通います。

コメント

nophoto
mi
2007年1月9日19:09

ども。
今日から学校が始まって、朝学校内を歩いていたらあまりの寒さに驚きました。長いコートを持ってないので急遽買おうかと思ったくらいです。体が冷える冷える!游茗さんのコート良いですね。私もチャウチャウみたいなファーが付いた長いコートを買いたいです。

CHにはまってからというものロング丈のヨレたコートにほのかな憧れをいだいていますが、いざ買おうかという時に二の足を踏んでしまいます(笑)

蛟 游茗
蛟 游茗
2007年1月9日21:03

どもども。昨年中は暖冬って感じでしたが冬休み中にスキー場でも雪は降るわ、冬本番という感じになってきましたね。でもこのコート、上の記事でも書きましたがAH最新刊でシャンインが似たようなの着てて欝です【笑】
ちなみに店主、本気で水色のジャケット買おうかと考えたこともあります。

日記内を検索