#39 量産機計画
結構レイバーのシステムとヒューマンインターフェースの問題がちらほらと散りばめられてて、空想ロボットのそっち方面に興味のある人とか工学系の人には結構興味深い話だったんじゃないでしょうか。店主のような素人にはフィーリングでしか判りませんが。
同じような問題はコミック版でもグリフォンとの最終対決で語られてましたよね。そのときは野明は愛機イングラムではなく新型の試作機ゼロに乗って闘うんですが、もちろんゼロの方が性能はいいし動作の誤差も少ない。でも長年イングラムをまるで自分の手足の延長のように乗りこなしている野明にとって、イングラムの誤差もまた感覚に染み付いているんですよね。だからゼロはグリフォンの前に敗北を喫してしまうのですが。
さて、メカ音痴の店主にとってレイバーを何に喩えると一番判りやすいかなというと、自動車かなと思うんですよね。遊馬も会話の中で量産期とイングラムを「一般車とF1」という風に喩えていましたし。これなら日頃トゥデイ君をアシとして乗り回している店主にも何となく理解できそうだ。
やっぱりクルマにもその車種特有の、そして個別のクセというものがあると思います。たとえばウチの子はクリープがやたらと速いし。
そのクセがドライバーにも染み付いているから、乗り慣れてないと他の車にはやっぱり面食らう。「なんでサイドブレーキがフットペダルなのよ!」という以上に【笑】
これがMT乗りがATに乗ってみたりすると尚更、だと思う。AT限定の店主ですらギアが勝手に変わる瞬間はなんか気持ち悪いですもん。または話が変わりますがオートフォーカスとマニュアルフォーカス。もちろんAFの方が簡単にシャッター押すだけで撮れますが、MFでピントやらシャッタースピードやら自分で調節した方がより撮りたい絵に近づけるということもあります。こっちの方がピンとくるな。
今回はイングラムの勝因はメンテナンスの差、ということで結論づいてますが、イングラムにあって量産機に無かったものは、このMTやMFのような操作してる、自分の思うように動かしているという実感だったんじゃないでしょうか。

しかしふと思ったこと。コミック版ではグリフォンに敗れたゼロに対して「上手く乗ってやれなくてごめん」と野明が言ってるんですね。
アニメ版の、愛機に『アルフォンス』と個別名までつけている野明ならきっとゼロに対してここまで優しくなれないんじゃないでしょうか。
この差はアニメとコミック版の設定の差なんでしょうか、それとも野明の成長というふうに取ってもいいんでしょうか?
コミック版の野明ならきっとイングラムが退役してもそれなりに感慨はあっても、きっと新型機と仲良くやれそうな気がするんですが。

コメント

nophoto
たしま屋
2007年1月6日19:27

僕の愛車は逆にフットブレーキなので、違う車に乗ると、駐車時に左足空振りします。
“ダンっ!”と強い足音をたててしまうので、しばしば
「なんば怒っとーと?」(何怒ってんの?)
と言われ、車内の空気が悪くなります。
途端に“モノに当たるイヤなヤツ”になってしまいます…

蛟 游茗
蛟 游茗
2007年1月6日21:03

最近の車はほとんどそうなんじゃないでしょうか?フットブレーキ。
母のムーブも、先代の父のセフィーロもそうでしたし。
店主の愛車は中古の10年選手ですから【苦笑】
コラムシフトだったりするともうパニクります。
パトでも「配置はイングラムと一緒ですから」なんて台詞がありましたが
やっぱり計器・レバー類の配置の統一って大切ですよね。

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