最新作『カジノ・ロワイヤル』で六代目ジェームズ・ボンドとしてダニエル・クレイグがデビューだそうですね。初のブロンドの007ということで、「原作設定と違う!」と非難囂々のファンもいるそうだとか。
店主は・・・ぱっと見た感じ「ボンドらしくねーなぁ」というのが素直な感想です。もっとも、彼が演じるのは00ナンバーをもらったばかりの、つまりボンドになる前のボンドなのですから当然なのですが。でも、次作以降もこの『新米ボンド』でいくんでしょうか。
それだったら店主としては“コバッチュ先生”の方がより007らしいんじゃないかと思ってしまうのですが。ええ、実は彼の名前も挙がってたんですよ。ERファンとしましても降板という事態は甘んじて受ける覚悟だったんですが。もちろん吹替は寺杣さんで。
といっても、店主にとってジェームズ・ボンドといえばショーン・コネリーでもなければロジャー・ムーアでもなく、ピアース・ブロスナンでした。
初めてリアルタイムで、新作として触れた007は五代目ボンドデビュー作の『ゴールデンアイ』でしたから。その渋い立ち姿、そして滲み出る色気に「これこそジェームズ・ボンドだろ!」とすっかりデフォルト設定されてしまいました。

『ワールド・イズ・ノット・イナフ』ではそんなブロスナン・ボンド4作品の中でも特にお色気炸裂しています。
肩を骨折して戦線離脱を命じられたのもかかわらず、MI6お抱えの女医を誘惑して「脅威のスタミナ」ということでまんまと診断を偽造してもらったり、
Mのおばさまに「影というのは後ろや脇にひかえるもの。決して上に乗らないものよ」とクギ刺されてしまったり。
共演はソフィー・マルソー。っていう時点でタダのボンドガールじゃないってことはなんとなく想像できたかもしれない。
彼女演じる石油王の令嬢・エレクトラなんかより店主としましては若き原子物理学者、ドクター・クリスマス・ジョーンズの方がはるかに好感持てました。
やっぱり守られるだけのお嬢様より対等にボンドを支えられるだけのパートナー。
それに彼女の健康的なセクシーさの方が同性としてはタイプですし。
彼女の方が今回はボンドガールといえるんじゃないでしょうか。

もともとアクション映画好きの店主としましては007がTVでやるたびに嬉々として見てましたが(字幕スーパー除く)
より強い(そして捻じ曲がった)関心を抱くようになったのは
やっぱりCHにハマってから。
だって一番あのコンビのニアミス度が高いんですもの。
今回も田中秀幸氏の惚れ惚れするような美声にうっとりとしていました。
神谷ファンの店主でも、やっぱりブロスナンの吹替は田中氏でフィックスですね。
おかげで店主の描くところの槇兄も微妙にこのキザさに毒されてしまってます。
どれでも、木曜洋画劇場では珍しく神谷氏吹替えの『ゴールデンアイ』を楽しませていただきましたし、ブロスナン・ボンドにはCHファンとしても心から感謝です。
田中氏は先代のティモシー・ダルトンから吹替してましたが
おそらく今度のクレイグ・ボンドでは若手の誰かになることでしょう。
現在売ってるDVDではボンドの吹替は田中氏でも神谷氏でもありませんし、ちょっと残念です。
『探偵レミントン・スティール』のDVDどこかでレンタルしてないでしょうか?あれでは神谷さんがバリバリ二枚目半のブロスナンを吹替えてらしたんですが・・・。

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