大河ヲタクの深読み

野球のシーズンが終わって以来、日曜8時は親父と一緒に大河ドラマです。
今回は関が原、ということで戦国大名・本戦出場組オールスター。
戦国ネタ、特に織豊がらみは飽き飽きしてますが
この場合誰がどの武将を演じるかというのが一番の楽しみだったりします。
毎回信長は誰かって話題になりますし。
でも結局、大河ドラマのキャスティングって常連が固めてしまうというか、紅白のように「出場何回目」みたいになってしまいますよね。さすがに連続出演というのはありませんが。
別にそれを否定するつもりはありません。むしろいつかの大河のようにトレンディドラマ顔負けの配役だったら「大河じゃねぇだろ、これ」ってなりますもん。でもあの時もその民放顔負けの豪華キャストは途中でほとんど脱落、最後まで老け役で残ったのは常連ばかりだったりする【笑】
大河には大河らしい重みがなくては、うむ。

はてさて、関が原の合戦では小早川秀秋はじめ毛利三家が重要な役割を果たしたのは歴史的事実。その毛利三家といえば『三本の矢』で有名な三兄弟だよな、ということで三成と一豊って親子じゃねぇ？とふと思い出した。
そう、『毛利元就』では元就と長男・隆元でしたね。
蛇足ですが『毛利元就』のキャスティングの豪華さは大河史に語り継がれるんじゃないでしょうか。要所要所を常連ともいえるベテランが占めながら、その隙間を埋めているのは小劇場系の舞台俳優の方々。おそらくメジャー劇団から必ず1名は出ていたんじゃないでしょうか、上川さん含めて。当時演劇少女だった店主はそのマニアックな豪華さにただただ驚いたものでした。
こういう風に裏読みすると結構面白い。
家康が小早川秀秋けしかけたのも
「同一人物脅してどうすんだ！」となりますし。
えぇ、『八代将軍綱吉』ですよ。

こういう裏読み好きなヲタ心理を見事にくすぐってくれているのが最近のテレ朝。ということで続いて『信長の棺』なんですが
ここでも高台院が『お方様』。
この時点で喧嘩売ってるのは明白なんですが、その上井伊直政が三成だし。
確かに切れ者キャラではあるよな、この人。
ちなみに最近の大河では主役経験者が三成やってるような。
『秀吉』では元足利尊氏でしたし今回は元毛利元就
あれ、『利まつ』では誰がやってたっけ。
しかもその三成主役で『太閤記』やるっていうんだから。しかも秀吉本人が初回にカメオっぽく出演してるし。
ああ、これは本気だ、テレ朝。
でも秀吉役って性格俳優（つまりは顔で売ってない役者）にとってひとつの到達点ですわな。竹中直人然り、香川照之しかり。
それより店主としては『御宿かわせみ』が見たいのだが。あのほのラヴ夫婦がいいんだよなぁ。ということで、こっちの新シリーズはしばらく見られませんな。残念。