#29 特車二課壊滅す
日に日に秋めいてまいりましたが、おそらく特車二課のある埋立地周辺は
セイタカアワダチソウが今を盛りに咲き乱れていることでしょう。
ブタクサアレルギーの店主としましては想像するだけで鼻がムズムズしてきます。
おそらくパトレイバー隊員(or整備班)は絶対務まりそうもありません。
それ以前にあの埋立地の環境は最悪なんですが。今回はそんな話。
脚本はあのオシイ監督。第2話『こちら特車二課』に引き続いて彼らの食環境の裏設定を白日のもとに暴露してしまいました。
P2から攻殻機動隊、イノセンスとどちらかといえば非日常、非肉体的世界へと飛んでいってしまった感のある監督ですが、むしろパトではこれでもかというばかりに日常、それも決してロボットヒーローモノでは語られないトホホな裏事情に焦点を当ててらっしゃいます。
パトの面白さってむしろこっちの方なんですよね。一見カッコよさげな世界のカッコ悪い日常。これを店主は『SV?テイスト』と呼んでいますが。
オシイさんも最新作『立喰師列伝』ではまた食にスポットを当ててますけど
アレは無銭飲食という非日常の食。
また『ミニパト』第3話のようなくだらない日常を描いてほしいものです。
初っ端から報告書文体のモノローグといったオシイ節炸裂。
(ちなみにこれは第38話『地下迷宮物件』とその後日談・新OVA13話『ダンジョン再び』及び『ミニパト』第3話に継承されている)
オシイさんって整備班好きだけど、一体特車二課に何人の整備班員がいるのだろうか。あの人数はむしろ誇張されたモブだよな。ということは好むと好まざると押井守もまた手塚治虫、そしてアニメにおいては宮崎駿の系譜をしっかり受け継いでいるといえるのかもしれない。
ちなみに上海亭のオヤジの名前はサキミヤハヤオ(51)【笑】この二人のライバル関係(というよりオシイさんが勝手にライバル視?)というのは業界じゃ有名な話。
そして何度も繰り返される注文のラレツがストーリーに妙なリズムを与えているといえる。というか動画スタッフ楽だよな、同じ絵を2度も3度も使いまわしできるんだから。
そしてそれをメモもとらずに記憶する野明の記憶力もすごい。
そういえば名もなき整備班員役で子安武人と石田彰が出てたんですけど、わかりましたか?この辺の声優さんになると店主としてはお手上げなんです。80年代アニメ以降は洋画吹替えメインになってしまったので。
さて、前述のSV?テイストですが、やっぱりパト的な作品には惹かれてしまうのがパトファンの人情というもので。
SV?テイストの一番の例はもちろん『踊る大捜査線』でしょう。今までの刑事ドラマでは決して語られることのなかった警察のお役所的日常を暴いたわけですから。もちろん、あれはパトからの影響を公言してるんですが。
やっぱりこういった地に足のついたリアリティのあるものには惹かれてしまいます。
そして話がどうしてもこっちに行ってしまうのにはご容赦願いたいのですが
北条センセも結構生活感というものにこだわってたと思うんですよ。食事のシーンも多いですし、台詞の中にもさりげなく日常会話が織り込まれてますし。
やっぱりCHの魅力というのはその辺にもあったのではないでしょうか。
だからこそ二次創作においても事件モノと並んで『日常ほのラヴ』といったジャンルがファンの妄想ゴコロをくすぐってるわけですし。
逆にAHではサエバアパートでの父娘の生活といったものがほとんど見えてこないんですよね。その辺にもファンは作者の背信を嗅ぎ取っているんじゃないでしょうか。
日に日に秋めいてまいりましたが、おそらく特車二課のある埋立地周辺は
セイタカアワダチソウが今を盛りに咲き乱れていることでしょう。
ブタクサアレルギーの店主としましては想像するだけで鼻がムズムズしてきます。
おそらくパトレイバー隊員(or整備班)は絶対務まりそうもありません。
それ以前にあの埋立地の環境は最悪なんですが。今回はそんな話。
脚本はあのオシイ監督。第2話『こちら特車二課』に引き続いて彼らの食環境の裏設定を白日のもとに暴露してしまいました。
P2から攻殻機動隊、イノセンスとどちらかといえば非日常、非肉体的世界へと飛んでいってしまった感のある監督ですが、むしろパトではこれでもかというばかりに日常、それも決してロボットヒーローモノでは語られないトホホな裏事情に焦点を当ててらっしゃいます。
パトの面白さってむしろこっちの方なんですよね。一見カッコよさげな世界のカッコ悪い日常。これを店主は『SV?テイスト』と呼んでいますが。
オシイさんも最新作『立喰師列伝』ではまた食にスポットを当ててますけど
アレは無銭飲食という非日常の食。
また『ミニパト』第3話のようなくだらない日常を描いてほしいものです。
初っ端から報告書文体のモノローグといったオシイ節炸裂。
(ちなみにこれは第38話『地下迷宮物件』とその後日談・新OVA13話『ダンジョン再び』及び『ミニパト』第3話に継承されている)
オシイさんって整備班好きだけど、一体特車二課に何人の整備班員がいるのだろうか。あの人数はむしろ誇張されたモブだよな。ということは好むと好まざると押井守もまた手塚治虫、そしてアニメにおいては宮崎駿の系譜をしっかり受け継いでいるといえるのかもしれない。
ちなみに上海亭のオヤジの名前はサキミヤハヤオ(51)【笑】この二人のライバル関係(というよりオシイさんが勝手にライバル視?)というのは業界じゃ有名な話。
そして何度も繰り返される注文のラレツがストーリーに妙なリズムを与えているといえる。というか動画スタッフ楽だよな、同じ絵を2度も3度も使いまわしできるんだから。
そしてそれをメモもとらずに記憶する野明の記憶力もすごい。
そういえば名もなき整備班員役で子安武人と石田彰が出てたんですけど、わかりましたか?この辺の声優さんになると店主としてはお手上げなんです。80年代アニメ以降は洋画吹替えメインになってしまったので。
さて、前述のSV?テイストですが、やっぱりパト的な作品には惹かれてしまうのがパトファンの人情というもので。
SV?テイストの一番の例はもちろん『踊る大捜査線』でしょう。今までの刑事ドラマでは決して語られることのなかった警察のお役所的日常を暴いたわけですから。もちろん、あれはパトからの影響を公言してるんですが。
やっぱりこういった地に足のついたリアリティのあるものには惹かれてしまいます。
そして話がどうしてもこっちに行ってしまうのにはご容赦願いたいのですが
北条センセも結構生活感というものにこだわってたと思うんですよ。食事のシーンも多いですし、台詞の中にもさりげなく日常会話が織り込まれてますし。
やっぱりCHの魅力というのはその辺にもあったのではないでしょうか。
だからこそ二次創作においても事件モノと並んで『日常ほのラヴ』といったジャンルがファンの妄想ゴコロをくすぐってるわけですし。
逆にAHではサエバアパートでの父娘の生活といったものがほとんど見えてこないんですよね。その辺にもファンは作者の背信を嗅ぎ取っているんじゃないでしょうか。
コメント
無いですよね。いつも何してるか想像できないです。
あ、リョウは夜に屋上でビール飲んでそう…ぐらいかな。
仕事無いときは、シャンインって何してるんでしょうね。
一度、楊がアパートに乗り込んできたとき魚切ってましたが、あのキッチン妙に生活臭がないような。AHはCHと違って、事件と事件の間の彼らの日常が想像しにくいな〜。
あの父娘の間にどんな会話があるんだろうか…。
「シャンイン2年目の冬…(でしたっけ)」の前の重要な1年ちょっとが描かれてないのが、気になります。
>続サブカル
サブカル…カウンターカルチャーというか主流ではないものはそうだと思ってます。
ん〜〜寺山もハイカルチャーなんですか〜。若い人で専攻する人がいるなんて驚きです。私の周りでは30代ぐらいにならないと知ってる人はいませんでしたから。
アニメイト…私も1回行ったことありますけどw深入りしませんでした。腐女子になる素養も無かったですし(笑)クラスには通ってる人が2,3人いましたよ。ラノベを初めて読んだのは大学生になってからです。
ところで、唐突ですがw初めて読んだ上野千鶴子の本って何でしたか?
AHではサエバアパート内の様子というのがあまり出てきていないんですよねぇ。すごい“閉ざされている”というか。その最たるものは「誰も入れさせなかった」香の寝室でしょう。CHでは客間兼用でしたからいろんな人がそこに泊まってましたよね。でもAHで撩の部屋に泊まってったのは早百合さんと占い姉ちゃんと押しかけ女房の楊くらいかと・・・。
それ以外にもあのアパートはまさしく「勝手知ったる他人の家」とばかりにいつもいろんな人が押しかけてましたが、AHではそういうシーンはみんなCat’sで描かれてしまってますよね。
このあたりからも撩とシャンインの関係というのを軸に描きたいというのは判るんですが、その肝心の関係のディテールが描けてないあたり失敗してますよね、AHは【爆】
>続々サブカル【笑】
60〜70年代あたりカウンターカルチャーがハイカルチャーを駆逐してしまって・・・というのが現状なんじゃないでしょうか。で、現在のサブカルというのは天下を取ったカウンターカルチャーに対抗するポスト・カウンターカルチャーなのではないかと。云わばカルチャーの下克上【爆笑】
今や唐十郎が大学で教鞭をとり、日本の漫画・アニメ文化の影響大な村上隆が世界のアート界で絶賛されてますからね。
ちなみに初めて読んだ上野千鶴子は宮迫千鶴との共著だった気がするなぁ。高校の図書館の。