ここは地の果て・・・
2006年9月9日 読書
こういうブックレヴューも久しぶり。
いや、その間もいろいろ読んでたんですよ。でもあえて語りたくなるような本はなかったものですから。
最近の店主のブック・マイブームの一つが警察小説。横山秀夫の登場以来、警察内部の生臭い裏事情をリアルに描いたミステリーが結構流行ってる様子。これもそんな感じだろうと思って手にとってみた。
それに、この明朝体のタイトルとおどろおどろしい写真にかなり王道めいたものを予感していました。
しかし、読み進めていくうちにそういった王道的な語り口とは異色の要素がどうも引っかかってしまうのです。
そう、どちらかといえば設定自体とてもポップ。
『刑事の墓場』とあだ名される所轄署、というのも「ここは地の果て」特車二課以来、『空き地署』、特命係、東都署と最近の刑事ドラマの定番設定。
そしてその警察署が明治時代の面影を残すレトロなボロ署といえば否応にもテレビ的な絵が浮かぶ。
そして捜査本部の皆さんにはナイショで開かれた所轄のみの捜査会議の場面で違和感の正体にはっきり気づきました。
アイコラで飛ばされたデジタル似顔絵師、一見冴えない元人事、名簿の鬼の元検察書記官などなど一芸に秀でた問題児ばかり、なんてキャラが立ちすぎ!充分ドラマでシリーズ化できます。
このような魅力的な設定、単発で使い潰してしまうには勿体ないような気がするのは店主だけでしょうか。
いや、その間もいろいろ読んでたんですよ。でもあえて語りたくなるような本はなかったものですから。
最近の店主のブック・マイブームの一つが警察小説。横山秀夫の登場以来、警察内部の生臭い裏事情をリアルに描いたミステリーが結構流行ってる様子。これもそんな感じだろうと思って手にとってみた。
それに、この明朝体のタイトルとおどろおどろしい写真にかなり王道めいたものを予感していました。
しかし、読み進めていくうちにそういった王道的な語り口とは異色の要素がどうも引っかかってしまうのです。
そう、どちらかといえば設定自体とてもポップ。
『刑事の墓場』とあだ名される所轄署、というのも「ここは地の果て」特車二課以来、『空き地署』、特命係、東都署と最近の刑事ドラマの定番設定。
そしてその警察署が明治時代の面影を残すレトロなボロ署といえば否応にもテレビ的な絵が浮かぶ。
そして捜査本部の皆さんにはナイショで開かれた所轄のみの捜査会議の場面で違和感の正体にはっきり気づきました。
アイコラで飛ばされたデジタル似顔絵師、一見冴えない元人事、名簿の鬼の元検察書記官などなど一芸に秀でた問題児ばかり、なんてキャラが立ちすぎ!充分ドラマでシリーズ化できます。
このような魅力的な設定、単発で使い潰してしまうには勿体ないような気がするのは店主だけでしょうか。
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