#20 黒い胎動
日頃主役カップリングのくせに萌えどころの少ない“のあすま”ですが
この前後編はその魅力満載です。
遊馬といえば実はレイバー大手・篠原重工の御曹司なんですが
父親とごたごたがあってなぜか一介の地方公務員。
今回もそんな確執が表に出て、不機嫌な遊馬。
そして野明の不用意な言葉のせいで今度は二人の間がこじれてしまうことに。
遊馬と父親の確執は後にコミック版や小説版『父の息子』にも描かれますが
そんな一くせも二くせもひねくれた遊馬に対するには野明は余りにも経験不足というか、遊馬のような背負っているものがなさすぎる。
これが野明のキャラクターとしての最大の弱点だと思うのですが。
だから同じくひねくれものの店主にとって、野明は非常に書きづらいキャラクターだったりします。
その点、同じようなポジションのキャラである香にも
きちんと影を背負わしたCHのキャラクター造形ってエライというか。

二人とも意地を張り合って仲直りのチャンスを逸し続け
そんな二人に太田をはじめ周りもやきもき。
その辺隊長もちゃんと見ていたようで、ファントム退治に大島出撃の直前に遊馬を八王子に送ってしまう。こういうのは少し距離をおいた方がいいのよ、ということでしょうか。
ラストシーンで遊馬を呼ぶ野明の声が汽笛にかき消されるあたり、前編の終わり方の王道、って感じがします。無印CH最終回前の撩の銃声のように

ごとしのスキー的には、大島のレイバー事故の記事にイラつきながらコーヒー飲んでるしのぶさん、そのコーヒーの熱さに気づかずあちっ、とカップから口を離したあたりがすごくかわいかった。
絶対それ見てにんまり笑った後藤さんも「かわいいなぁ」とか思ったに違いない。

ていうか楊姐姐の声、勝生真沙子さんでよかったんじゃないの?
ってまだこだわるか、店主

コメント

nophoto
mi
2006年8月19日12:13

ども。この時間バタバタしてて最近は全然見られなかったけど、今日は10分ほど見ました。

後藤さん素敵ですね〜。しのぶさんも勿論大好きですが、カップリングとしてというよりは、それぞれが好きです。あんな上司がいたらホイホイついていきます(爆)

>野明
野明ってちょっとよくわからないです。嫌いじゃないけど。
その場その場で生きているっていうかキャラが薄いというか。グラ子程ではないですけどね。

蛟 游茗
蛟 游茗
2006年8月19日21:50

どもども。ご覧になってくださいましたか、パト。
後藤隊長、いいですよねぇ。あの『昼行灯』と『カミソリ』のギャップが。
しのぶさんも凛々しくてかっこいいんですが、あの後藤さんの前では形無しですよね。そういう“かわいさ”もたまりません。
野明は・・・コミック版の彼女はすごく感情移入できたんですよね。
まず、いかにも『女言葉』じゃないリアルな女の子の語り口を再現した言葉づかいに惹きつけられ、ただのレイバーマニアな女の子から警察官として、一社会人として成長していく野明に自分を素直に重ね合わせてましたっけ、昔は。
彼女は良くも悪くも成長途上なキャラクターなので、真価を問うのは最終回、それも新OVAシリーズ完結を待たなければならないかも。
実はまだ店主、TVシリーズすら最終回まで見ていませんので【爆】
でも、二次創作の野明は概して“乙女”なのでなかなか上手く書けませんがね。

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