『夏管』とは関係ない映画ですが

新聞のTV欄でついつい目が止まってしまいました。別に全然関係ないのに、恐るべきパブロフ。それでもロゴがそれっぽい。確かTUBEstの裏ジャケにも地下鉄の写真があったような。TUBEファンの視聴率はどれほどのもんだったかちょっと気になります。

アクションとしてはまあまあ、というかどこかで見たようなシーンばかりというのが気になった。バイクで地下鉄の駅構内を疾走するシーンなんて、手に汗握るというよりは失笑モンだったし。
それより最初、役者の顔の見分けがつかないのが困った【爆】韓国モノだと必ずぶつかる壁、なんて言うと韓流マダムに叱られそうだが。
でもペ・ドゥナ可愛かったよぉ。むしろ主役のアクションよりも彼女の演技が2時間引っ張っていたような気がする。
それと列車管制室のみなさんも。仕事は地味だがお客様の安全を守るという彼らの心意気が格好よかった。特に室長。お偉いさんに逆らって管制室を追い出されても外からこっそり回線つないで指示を出す姿に働く男の背中を見ました。
そしてチャン刑事の上司のおっさんも。こういう「はみ出し刑事の上司；いつもスタンドプレーの多い部下に頭を痛めてばかりだが実は彼の実力に一目置いている」というベタ設定に弱いんですよ。どうやら中間管理職萌えの傾向があるかも。

だが、ラストはどうしても納得がいかなかった。
安易なアンハッピーエンドは大嫌いだ。それはP2で実感し、AHでよりいっそう強くなった。
取り残された乗客を救うため、たった一人犠牲になろうとするチャン刑事。それを止めようとするインギョンに手錠をかけて切り離された車両に残すんですが
「誰か手錠外したれ！」と本気で思いました。
誰かが犠牲にならなきゃならないのなら、せめて二人一緒にというのはちょっと妄想のしすぎでしょうか？
でも店主がシナリオライターなら彼女には「行かないで」と泣きつくだけじゃなく「一人で行かせたくない」という覚悟を描きたかった。せっかく前半で伏線が張れるのだから。それとも女性にこう言わせるのは韓国のドラマツルギーではNGなのでしょうか？

とりあえず『グッドバイ・マイ・スイートハート』が見たくなりました【爆】
もしかしてこれって『交渉人・真下正義』の元ネタ？