#17 目標は後藤隊長
全国ン万人の後藤隊長ファンの皆さま、お待たせいたしました!
本日は『昔カミソリ、今昼行灯』な隊長の魅力たっぷりな一本です。

いきなりカミソリにはカミソリを、ということで剃刀レターですか。しかもどこをどう切ってもケガするように周囲にぐるっと。犯人、かなりパラノイア入ってます。
しかもそれを見抜いて開ける前に磁石で確かめる隊長、さすがです。
しかも何も知らないしのぶさんの追及もさらっとかわしてしまうあたりも。
しかし隊長への脅迫じみた嫌がらせは一向に止まず、第2小隊の隊員も異変に気づき始めた様子。そして、あの手この手で隊長の本性を探ろうとしますが、逆にあの手この手で韜晦されてしまうありさま。
ちなみに、隊長が背後の気配に振り向いた瞬間、このシーンを実は店主
ビデオで何度も繰り返し見てしまいました。あの瞬間の後藤さんがたまらなくカッコいいんだ!
そして野明と香貫花は休日の後藤隊長を尾行することにするんですが、あっちは元・尾行のプロ。簡単に見つかってしまう始末。
しかしますます嫌がらせはエスカレート、そのせいで民間にまで被害が出てしまう。しかしさすがカミソリ、その嫌がらせが祖父江前課長親子によるものと見抜き、それをネタに失態を封印してしまう。
このへんが店主の大好きな体制内アウトローたる隊長の本領発揮ですね。
体制のシステム内に身を置きながら心は反体制派、体制の側にいる人間だけがもちうる権力を利用して自分の主義主張を、ときに卑怯な手を使いながらも押し通す獅子身中の虫。
ちなみに他の例をあげるとなれば『相棒』の杉下右京あたりでしょうか。
だが、第2小隊お咎め無しに業を煮やした祖父江親子が特車二課をレイバーで襲撃!その前に立ちはだかるのは後藤隊長。
しのぶさんの「後藤さんっ!」という台詞がかなり切実なものに聞こえたのはごとしのスキーの錯覚でしょうか?
しかし、後に隊長曰く、あのレイバーが危害を加えることはないと判っていたからこそ矢面に立ったんだということ。それをこっそり聞いていた隊員たちは「ずるっけぇ!」と崩れ落ちてしまいますが
体張って敵に立ちはだかるような隊長は隊長じゃありませんって。
卑怯でズルで、目的のためなら手段も選ばないマキァベリストの『悪党』、それが後藤隊長だと思うのですが。

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