今週のパト

土曜日は親父がいたりいなかったりするので、おちおちアニメなんて見ちゃいられません、実は。
今週は、全国ン万人の（いるのか？）太田功ファンの皆さま、お待たせいたしました。大田、惑いの午後です。
普段は特車二課の汚点、第2小隊の歩く火薬庫・功ちゃんが、何とお見合いです。
というわけで彼の隠されたナイーヴな一面が明らかに、って似合わねぇ【笑】
脚本の横手美智子氏はこれがデビュー作、後に小説版で遊馬や隊長の秘められた過去を描いていきますが、一見平板なキャラクターからその内面を読み取っていく目の確かさはすでに現れてますな。
てゆーか深読みしていく作業って楽しいのよ。
店主もCH’でシュガーボーイ・エピや『闇からの狙撃者』をつながった形で読み直してみましたが、
「実はこのときこう考えていたに違いない！」とか勝手に想像していく作業はたまらなく面白いものでした。
そういえば遊馬がお見合い相手について「どうせ家族や親戚に押し付けられたんだろう」みたいなことを言ってましたが、それも『父の息子』（『シンタックス・エラー』収録）と関連付けてみると肯ける話だったり。
（ちなみに小説版の設定は各メディア共通だと思ってます。
とゆーか、別設定があえて提示されてない場合は同じだと）

とにかく、今回功ちゃん漢です。
落盤事故で閉じ込められてるのが見合い相手の恋人と判って、体張って助けてます。普段はお荷物な太田の魅力が今回に限って炸裂してます。
あとコミック版の『お役に立ちます』の太田さんも結構好きです。
川から流れてくる万札を追っかけてった野明を心配して
「泉に何かあったらオレは犯人をなぐるからな！」とか言ってたり。
いわば勝手にアニキしてます。こういう不器用だけどいい奴なんです、太田功巡査は。だからおたけさんみたいな人には太田がいいリハビリになるんじゃないかな（根はコミック版の人）
嗚呼、冴子さんにもせめてこいつみたいな奴がいたら・・・
（どうしても最後にはCHつーかむしろAHになってしまう）