5月23日の日記

2006年5月23日
今年もこの日がやってきた。
その時間は、本当だったらサイトのup作業に追われているはずだった。
4年前のそのとき、自分が何をしていたのかも忘れて・・・。

今日は妹の命日。

一年で最もいたたまれない日。だからこそ『サイトの発足日』ということですり抜けようと思ったのに、
たとえ3年前の5/23に実は間に合わなかったとしても。
こんな日が誕生日だったら、私だったらとてもじゃないが祝う気になれない。
しかし香が兄を失うことによってリョウに出会い、
リョウが香を失うことによってシャンインを得たように
店主にも妹の死によって再会した友人がいる。
彼女は今や、店主にとって妹と同じくらいかけがえのない存在だ。
店主のヲタ趣味に嫌な顔せずついてきてくれる唯一の友でもある。
人生、出会いがあれば別れがある。
別れによってまた出会いが生じることも、皮肉だがまたありえるのだ。
CHファン的に香=シャンインの等価交換は認めがたいのだが
リョウにとって彼女もまた香と同じようにかけがえのない存在なのだろうな、と
今日ばかりはキャラクターの立場に立って考えてみたくもなる。
(原作者が経験者の感情移入に耐えられることまで考えて作った設定じゃないだろうけど)

でも、やっぱり夢見たくなる。
彼女とは妹との共通の知人でもあったのだが
私と妹とその友人と、3人でバカ話ができていたらと。
・・・冷静に考えれば、限りなくありえない話だった。
それでも、「槇兄とリョウと香の三人の絡みが見たい」とか
「シャンインがリョウと香の実の娘だったら」とか考えてしまう店主にとっては、万に一つの奇跡でもいい、
そんなことがありえたら・・・と思ってしまうのだ。
妹だって、幼いころの店主と同じようにアニメCH見てたんだし
だが店主がヲタ趣味に没入してったのは
妹を亡くした現実逃避だったりするのだが

こんなバカ姉を見たら、妹はどう思うだろうか。

しかし、妹が生きていたら店主はこんな学問ニートじゃなく
まともに就職してヲタクやらサイト運営やらじゃなかったはずだ。
フィクションにifはありえても、現実にはありえない。
だからこそ人は架空の世界に何かを求めるのかもしれない。
現実では得られなかったifを。

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