課題に追われてるときほど本が読みたくなるのよね
2006年5月12日 読書
ずいぶん前に買ったのに積読になってたこの本。
課題の息抜きに読了。というか文献以上にこっちの方読んでたかも。
とにかく日本語の本だったら何でもよかったのよ。
「高校生、なのに殺し屋」という設定に勝手に親近感を覚えて
前々から論文書き終わったら読もうと思っていた。
帯にはなんとオシイ監督の推薦文が・・・なんかヤな感じ。
感想。
アタシが読みたいのはもっと人を殺さなきゃ生きていけない捕食動物の原罪とか絶対の正義など存在しない中、それでも自らの『正義』を迷いながら貫こうとする苦悩なのよ!
まず読んでてそのバイオレンスにぶっ飛んだ。血が飛び、脳漿が飛び、ばったばったと人が死んでいく。
映画なんかじゃ当たり前の光景なのかもしれない。コードに引っかかるんでその辺は口当たりよく加工してあるのだろうが。でも活字媒体にはそれなりの節度ってのが欲しかった。そこまでのモラルをラノベに求めてはいけないのだろうか?
のくせに主人公たちは自分たちの行動に何の疑いも抱いていない。
「正義も悪も、はっきりと存在する。理性を突き詰めていけば、必ず答えは出る。許せないと思えば殺すし、感動すれば涙を流す」
そこまで割り切れないのは、店主がアンチ独善的一神教な人間だからだろうか
連中の価値観は必ず「正義か悪か」
自分以外のものはみんな『悪』
よって『正義』の押し付け合い
それとも「人を傷つける正義なんてねぇよ。ワルとワルが喰い合いしてるだけの話さ。だがワルじゃなきゃできねぇこともあるのさ・・・こんな世の中じゃあな」と言ってしまえるお方に心底惚れ込んでいるからだろうか。
と、ここまで考えて気がついた。
この小説を貫くモラルは、店主も大好きなハリウッド・ムービーと一緒ではないか。
アクション映画を見るときは基本的に何も考えない。どっかんばっかん破壊されていくのをただ面白がって見ているだけだ。時には酒を飲みながら。
でも小説は違う。小説に限らず本は(マンガでも)考えながら読むものだ。だから気になるのだ、映像では派手な特効の下に隠れた独りよがりな正義が。
さて、まだまだシリーズがどんどん出てるようだがどうしたもんだか。
少なくともガンアクションだけは面白い、というか参考になる。
とりあえずAHのように、大まかな筋には目をつぶってディテールだけつまみ食いするのが得策か。
とりあえず、シリーズ終了したらまとめて売ってしまおうか。
課題の息抜きに読了。というか文献以上にこっちの方読んでたかも。
とにかく日本語の本だったら何でもよかったのよ。
「高校生、なのに殺し屋」という設定に勝手に親近感を覚えて
前々から論文書き終わったら読もうと思っていた。
帯にはなんとオシイ監督の推薦文が・・・なんかヤな感じ。
感想。
アタシが読みたいのはもっと人を殺さなきゃ生きていけない捕食動物の原罪とか絶対の正義など存在しない中、それでも自らの『正義』を迷いながら貫こうとする苦悩なのよ!
まず読んでてそのバイオレンスにぶっ飛んだ。血が飛び、脳漿が飛び、ばったばったと人が死んでいく。
映画なんかじゃ当たり前の光景なのかもしれない。コードに引っかかるんでその辺は口当たりよく加工してあるのだろうが。でも活字媒体にはそれなりの節度ってのが欲しかった。そこまでのモラルをラノベに求めてはいけないのだろうか?
のくせに主人公たちは自分たちの行動に何の疑いも抱いていない。
「正義も悪も、はっきりと存在する。理性を突き詰めていけば、必ず答えは出る。許せないと思えば殺すし、感動すれば涙を流す」
そこまで割り切れないのは、店主がアンチ独善的一神教な人間だからだろうか
連中の価値観は必ず「正義か悪か」
自分以外のものはみんな『悪』
よって『正義』の押し付け合い
それとも「人を傷つける正義なんてねぇよ。ワルとワルが喰い合いしてるだけの話さ。だがワルじゃなきゃできねぇこともあるのさ・・・こんな世の中じゃあな」と言ってしまえるお方に心底惚れ込んでいるからだろうか。
と、ここまで考えて気がついた。
この小説を貫くモラルは、店主も大好きなハリウッド・ムービーと一緒ではないか。
アクション映画を見るときは基本的に何も考えない。どっかんばっかん破壊されていくのをただ面白がって見ているだけだ。時には酒を飲みながら。
でも小説は違う。小説に限らず本は(マンガでも)考えながら読むものだ。だから気になるのだ、映像では派手な特効の下に隠れた独りよがりな正義が。
さて、まだまだシリーズがどんどん出てるようだがどうしたもんだか。
少なくともガンアクションだけは面白い、というか参考になる。
とりあえずAHのように、大まかな筋には目をつぶってディテールだけつまみ食いするのが得策か。
とりあえず、シリーズ終了したらまとめて売ってしまおうか。
コメント