GWは親が家にいるので、見られるのは今日を除いて他にチャンスは無し。
今週は結構面白そうな話ばかり。

 #29 依頼料は500円!? メルヘン美人はリョウ好み
絶対シュガーボーイ・エピの少女の依頼人ってこの話を意識してるはず、北条センセ。
イラスト集のインタビューでも言ってるようですが、アニメスタッフに対しては恨みつらみが結構ある様子、勝手に基本設定いじくられて。
でもそれって映像化にはほとんどついてまわる話らしい。
例えば『無責任艦長タイラー』ではキャラのヴィジュアルすら大幅に変えられてて
原作者としては憤懣やるかたなかったようだ。
それをバネに、原作とアニメを止揚しうるリライトを目指したのだろう。

でもそうやって、アニメ側と原作サイドが切磋琢磨しあってよりいい作品を目指し、
ファンとしては結局2つの世界を楽しめるわけで・・・って鬼だ【爆】
この話ではリョウは依頼料の500円を「どんな大金より重みを感じるぜ」と言いながらも「これは受け取っとくよ」とポケットに納める。
(アニメの台詞は確認しようがないので正しくないかもしれませんが・・・)
一方、原作では「あの子の汗で光る500円――俺にはまぶしくて受け取れねぇ」と彼女のポケットにこっそり戻してしまいます。
・・・でもこれはひとえにアニメと原作でのキャラの捉え方の違いだけじゃなさそう。
原作のリョウは物語の始まるさらに数年前、おそらく槇村と組み始めたばかりの頃。
ちらほらとミックの言っていた『暗い眼の死神』の影がちらついてます。
しかし槇村と組み、香と出会って明らかにリョウは変化したはず。
それが500円をめぐる違いにも現れてるんじゃないでしょうか。

作画監督はいのまたむつみ、少女ネタの定番ですな。
そしてゲストのさおり役が英理さんじゃないですか@名探偵コナン。
道理で「リョウ好み」かと・・・いえいえ、何でもありませんって。
それより印象強かったのは今回の依頼人であるユカちゃんですね。この名前の女の子にリョウは振り回される運命にあるのか・・・。
リョウがさおりにちょっかい出してると誤解してハンマー【!】を振るうさまはミニ香、リョウならずとも10年後が楽しみです。
そして常々「ガキは嫌いだ」と公言するリョウですが、ユカちゃんとは結構気があってたような。アニメでは視聴者層を意識してか、結構お子様がらみの話も多いですが、
そんなリョウと子供たちの絡みも二次創作の大いに参考になります。だって・・・ゲフンゲフン、これ以上は言えません、今のところ。

ということで、香の出番の少なかったこの回ですが
カップル萌え的に萌えどころがなかったかというとそうじゃなく、
冒頭になんとリョウがエプロン着けてはたき持ってお掃除の手伝いしてるんですよ!
なんか二人のほのラヴな日常が垣間見れて、それ以降香が出てこなくてもおなかいっぱいvでした。

 #30 恋のライバル出現!? 香さんをいただきます!
最強読本読んだときから見たかった話。カップル萌え的にはかなりツボツボでした。
『友達以上恋人未満』カップルをテコ入れするには、そのどっちかに惚れる第三者というのは定番中の定番。原作のミック然り。
今回、『新宿の種馬』の『当て馬』役を演じるのは三ツ矢雄二、へタレ役がよくお似合いで。
このエピソードは現時点で二人がお互いのことをどう想っているかが30分間に濃縮されているといっても過言ではない。
「男は自分だけを守ればいいってもんじゃない。ときに命がけで愛する者を守らなければならないんだ」
などの名台詞、名シーンが数知れず。このセリフは最強読本に載ってたから覚えられたけど
もしDVD持ってたら何度でも見たくなるような、そんなエピソードでした。
ところでリョウはもし依頼人が香にふさわしい男になれたら、熨斗つけてくれてしまうんでしょうか?原作の流れ及び二次創作の王道を意識すればそう考えててもおかしくはない。香を表の世界に戻して、そこで幸せを掴んでもらおうと。
きっとリョウが香のことを家族として「大きな愛で包んでるわけ」と言ったのは自制も含めてなのかもしれない。
でも彼が冒険旅行から帰ってくるころには、香と離れられなくなってるに100万【爆】

と、萌えを語るとキリないので。
(というか、萌えポイントが多すぎて意識し切れなかった)
今回、サエバアパートの知られざる一面がまた明らかに!
マシントレーニングのお部屋もあったんですね。前は道場もあったような。
あれだけ広いアパートにリョウと香の二人だけなんだから
他の部屋も何かの用途に有効活用しているはず。
そして居住スペースの間取りもちらっとだけ公開。といってもDVDでスロー再生しなくちゃ位置関係は掴めそうになさそう。
そして一番びっくりしたのは、香がローマンの手入れを自分でやってること。
原作ではその手の描写はなかったので手入れはどっちがやっているのかは不明ですが、照準を狂わせた銃を持たせてるリョウのこと、おそらく
「俺がやってやるからよ」
とか言って香が手入れするのを嫌がってそう。
でもアニメでは照準が云々という設定は語られてないし
リョウも香のことをきちんとアシスタント扱いしてるっぽいので
銃の手入れもあえて自分でやらせてるのかもしれない。

 #31 バリバリラブ! 乙女心を駈けぬけろ!
この回の萌えはリョウ&バイクにつきます!
原作でもユニオンの地下カジノに向かうときだけしか登場しなかったリョウのバイク、
結構似合うだけに登場がたった一回だけと言うのは勿体ない。
おそらくリョウのガタイに合うのといったらハーレー、
アニメではチョッパータイプの背もたれ付きシートという、USの“族”スタイル。ハーレー語らせるとちょっとはうるさいよ、店主
タンデム仕様でしたがそれが本来の役目を果たすことは無し、
今度香ちゃんを乗っけてどっか連れてってやってくださいよぉ。

ところで、やっぱりリョウはMだったことが判明【笑】
香に怒りの100tハンマーくらって、「かいかん〜♪これがなくっちゃ物足りないのよねぇ」とか言ってるし。
今回は2ついっぺんに依頼が入ったのでリョウと香は前半は別行動。
なのでハンマーをくらう機会もなかったというわけ。
コンビを組んではや半年、すっかりリョウちゃん、ハンマー中毒になってる様子。

 #32 リョウ死なないで!! ハードボイルドマグナム
ファンからの評判が結構高いエピソード。題名どおりハードボイルドの匂い漂います。
今回の助演男優賞は何といってもマイケル・ガーラント、現役最高といわれるスイーパー。と聞いてふと考えた。少なくとも二次創作界ではシティーハンターの枕詞として「裏の世界No.1」というのが付きまとうが
上には上がいたってことか?
それともガーラントを倒してリョウがNo.1になったということか?
とにかく、このガーラントが憎たらしいくらい格好いい。
トレンチコートに赤いバラ、そしてピアノがよく似合う
絵に描いたようなハードボイルド。その点リョウなんて『もっこりリョウちゃん』だもんなぁ。その二面性がまたカッコいいんだが。
そして海坊主の師匠ともいうべきトラップの名手でリョウを翻弄する。
今回はそんな男くさい話かというと、戦場に咲いた花一輪。
冴子じゃありません、香です。
「アニキのときみたいなのは嫌だ、最後まで見届ける」と言って決闘に乱入する香がまたいじらしい。
そしてリョウの「逆転のチェックメイトっていうのもあるんだぜ!」
格好いいです。アニメCH史上に残る名セリフです。

ところで最初の沸騰したお湯を10分云々っての、原作第12話からのサルベージですね。

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どれも見所の多かった計4話、奇しくも全てオリジナルです。
原作とかなり設定が違ってたりということもありますが、
決してCHのツボを外していないと思います。
これはもう原作に匹敵する、もう一つのCHワールドと言えるのではないでしょうか?
むしろ原作者の方がCHワールドをぶち壊している現状を思えば・・・

閑話休題、やっと先週のコナン見れました。伊倉一恵さんが出てらっしゃるという。
確かに伊倉さんクラスだったら犯人役であるべきなんでしょうが・・・
でもいいんだ、声が聞けたんだから♪
(そのためだけに『伊東家の食卓』見てるヤツ)
あえて画面を見ずに声だけ聞いてたので
なんだかセリフの内容的に香のセリフみたいに聞こえてしまいました【爆】
伊倉さんは以前にも何度かコナンに出演されてるようですので
今度こそ、おっちゃんとの共演を期待しております。
“しのぶさん”みたいに映画での再登場だともっと嬉しいな。

録画しといたAHは・・・さゆり姉さんの声がその榊原良子さんじゃないそうなので
その時点で見る気50%減。
せっかく原作キャラはそのまま揃えてくれたので、
せめてヴィジュアルがかなり違っても声は変えないでほしかった【泣】

コメント

nophoto
mi
2006年5月7日2:56

 ども。待ってました、あなたのレヴューを♪
今週の4話はどれも見所ありでしたね!

>29話
エプロン姿・紅茶・竹輪サンド等ツボにくるシーンがいっぱいで(笑)500円受け取ってましたね。子供に差し向かいで対応するリョウがいい感じです。原作のシュガーボーイ編のほうを先に読んだ自分としては、光り輝く表の世界の住人に対する引け目感→ちゃんと報酬を受け取る自尊心、という成長かなと思いました。ユカちゃんが意を決して渡したお金で、その意を酌んで受け取ったっていうのもあるでしょうし。それにしても500円は小学生の時分には大金だったなぁ。
>30話
同棲という現実に今更(笑)驚く香と、コスプレしたり「ふかーい愛」発言で博愛を示すリョウ・・・なんか信二君がもう少ししっかりした男だったらリョウが香とバージンロード歩きそうな勢いでした、前半は。が、後半はやっぱりリョウが、という展開で。原作だと真希ちゃんの話→銀狐再び、であるせいか、原作の時間軸とのズレを感じました。ま、原作とアニメは初めからややパラレルなのでしょうか。でも楽しい話でした。

はっ、思わず語ってしまいました、、。

蛟 游茗
蛟 游茗
2006年5月7日13:21

ご声援ありがとうございます!
ほとんど自己満足なうがった見方のレヴューですが、ご期待いただき光栄です。

>29話
とあるCH考察サイトでこの違いを撩のキャラ設定の違いという観点で論じられていたので、ちょっと気になってたんですが
まぁどっちとも取れるというわけで【笑】
500円、小学校の低学年にとっては結構な大金ですよね。
小銭の中でも一番大きいですし。

>30話
まだまだこのあたりではリョウの中で『兄代わり』⇔『(広い意味での)パートナー』で揺れてるんでしょうか。
このへんの素っ気ない、おちゃらけリョウの葛藤する内面を深読みする楽しみもまたあると思います。
実はまだ完全版は銀狐のエピまで辿り着いていないんですよね【冷汗】
カップル萌え的には外せないターニングポイントだけに、早く手に入れねば!

これからもGyaOでCHやってくれる限り語っていきたいと思いますので
ご愛顧くださいませm(_ _)m

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