ども、最近日記でやたら萌え萌え言ってる店主です。
以前日記で「萌え」って言葉はあまり好きじゃないと言っていた節操なしですが〈http://diarynote.jp/d/49546/20040823.html
じゃあ萌えの定義は?と素人さんに言われても
サッカーのオフサイド並みに説明が面倒くさい。
そういうとき店主はバットマン宮本だと言います。別にさっきサッカーのことを持ち出したからじゃないですが
突然ですが店主、サッカー選手の中では日本代表のキャプテン、
『ツネ様』こと宮本恒靖選手が好きです。
なんて言うと面食いと思われても仕方のないことなんですが。
そのツネ様に惚れたのは2002年のW杯、なんて言うとミーハーがバレバレで。
そのとき、ツネ様はというと直前合宿で骨折した鼻骨をカバーするために黒いマスクをつけて試合に出てました。だからついたあだ名がバットマン。
その怪傑ゾロかと見紛うアナクロな仮面姿
そしてそれ以上に仮面を取ったらイケメンというお約束萌えてしまいました。
つまり、美しい容貌の持ち主であるにもかかわらず、その美貌を仮面に隠すという物語性に。
・・・ってこれって典型的な『眼鏡っ娘萌え』の世界じゃない?
素で眼鏡っ娘な店主は今さら眼鏡クン萌えなんてしないんですが

つまり『萌え』とはこのような物語性だと思うんです。
単なる属性の下に隠されているキャラクターの秘められた内面にヲタクは『萌える』のではないでしょうか。
そういう点では日本のマンガ・アニメというのは外見的特徴が即キャラクターの性格設定に結びつく、つまり『記号化』してるともいえますわな。
たとえばショートカットやポニーテールは「活発、勝気、男勝り」という属性と結びつきますし、
店主は『傷萌え』という傾向があるんですが、傷跡っていうのは文字通りトラウマ(傷)を可視化させるものでもある。
だからヲタクはキャラの外見を、そんじょそこらの男が「長い髪の女性が好き」みたいな単純な趣味思考で語っているのではないのである、たぶん。

サッカー選手・宮本恒靖は萌えの対象ではない。
しかし『バットマン宮本』は仮面萌えといえるのではないか。

こういった図像学は現代日本のサブカルチャーに限ったことではない。
描かれたものの中に意味を読み取ろうとする試みは、たとえばルネサンスの『寓意画』などにも現れてくる。
つまり『ダビンチ・コード』の世界ですな。
なんだか話がワールドワイドになってしまったが。

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