意地の計画妊娠っぽい。
一昨年の長男の発言に対する次男坊の噛み付きようからしてそう邪推されてもおかしくないような気がする。
そもそも皇室典範論議に皇族は介入しない/できないわけなので、行動で示されたんじゃないでしょうか?
長女はもう中学生、下の子とは10歳差だし・・・
もし店主が中学生だったとき、オカンに「妊娠した」とか言われたら5分くらい絶句してる、絶対。

で、TVじゃ当然のごとく男の子だったらの話で盛り上がってるが、もしそうだとしたら典範論議は盛り下がる。
そして結局女性/女系天皇が先送りされたなら『皇太子』の地位も有名無実化しかねない。その次は弟、そして甥に行っちゃうんだから。
もしこれが徳川将軍家や戦国大名のお家騒動だったら、次男方についた重臣が長男を追い落としかねない、と考えるのは物語り書きのサガ。
なんで女性/女系じゃいけないのか?と訴えたいのは別にフェミかじってるからだけではなく、店主自身も2人姉妹の長女で、小さい頃から「お前は婿さんもらってこの家を継ぐんだ」と言い聞かせられてきたから、どうも他人事とは思えない。といってもサラリーマンなんですがね
実際母方も4人姉妹で長女が婿取ってます。
父方のイトコとはこの10年会話らしい会話していませんが、母方とは一緒にカラオケ行ったりTUBEのライブ行ったりと、遠いながらも親しくお付き合いしております。
つまり、父方の姓を名乗っていますが心は女系であると。
女系に反対する根拠として「万世一系の血筋が絶える」なんて言ってますが、それってガセでしょ?
古代史の世界では数度王朝交代があったというのが定説となっているらしい。継体天皇も他人だったそうだ。
だからあくまで神武天皇は伝説上の人。
天皇家の家系をさかのぼっていくと、仲哀天皇の父親が日本武尊なんだけど、それって伝説の人物でしょ?
そのモデルとなった景行天皇の皇子・オウスノミコトは実在したかもしれないけど、この点でかなり胡散臭い。
その息子の応神天皇なんて、父親の死後に生まれてるんだけど計算が合わない。もしかしたら武内宿彌の息子なんじゃないの?
まぁ、母親も一応皇族なんで辛うじて血はつながってるのだが。
この武内宿彌というのも凄い人で、数百年ぐらい生きてる計算になる。だから本当は『○代目武内宿彌』なんだろうけど。
実際、『BCな話』とか読んでると、男系継承の歴史というのは寝取られ男の苦悩の歴史なのかもしれない。
源氏物語の冷泉帝みたいなことがなかったとは限らないし、
沙翁曰く「女の腹にバリケードは立てられない」からだ。
その点女系だと20世紀以降の生殖技術を使わない限り、自分の産んだ子は絶対自分の血をひいた子供なわけだ。これほど確実なことはない。

さて、世界に目を向ければ20世紀後半のヨーロッパは女王様の時代だといえる。
実際、欧州の王制を保持している国の半分近くが現在女性を王に戴いているのではないか。そして次々に女性王位継承者が生まれている。
2度にわたって女王の治世に黄金時代を築き、そして現女王の時代においても文化的な黄金期を経験したといえるイギリスの場合では、
王位継承権は男性優先とはいえ、女王の歴史は16世紀にまでさかのぼる。
そして独身を通したエリザベス?世を除き、みんな結婚してます。
その結婚相手はほとんど、現在のエジンバラ公に至るまで外国出身者というのは意外な話のようだが、実際のところ女王陛下に限らず王妃様もほとんど外国の王族出身。
日本の皇族に当てはめると意外な気がするけど、戦国時代や江戸期の大名と同じだと考えると極めて判りやすいかも。信長の正室・帰蝶(濃姫)は斎藤道三の娘だし。
今のように国内からお妃を選び始めたのは『国民国家』という概念が生まれた頃から。
しかし最近のグローバル化において再び外国出身の(でも一般の)おきさきというのも次々と生まれていますが
先日読んだ雑誌の中で反対論者がこんなこと言ってた。
「愛子様が留学されて、その地で外国人と恋に落ちて結婚して、青い目をしたその御子を天皇として戴けるのか?」と。
そんなこと内親王に限ったことじゃないだろ?
皇族方はみんな慣習なのか英国留学されてますが、皇太子だってそこでブロンド美人と恋に落ちてもなんら不思議ではない。
そういう見方自体ジェンダーバイアスかかってる。女のほうが無責任で恋愛至上主義だとか。
そんなことはない、ということを戦後の内親王の降嫁先が物語っている。ほとんどが旧華族。一方、男性皇族の結婚相手はたいてい平民階級。
つまり女性皇族の結婚は、周囲の配慮もあるのだろうが、より慎重派だといえるのではないか?むしろ女性の方が結婚に対しては打算的だと思うのだが。
それでもし本当に青い目の陛下が生まれるようなことになったら?
もちろん皇室は欧州の王室と違って積極的に外国の血を入れてきたわけじゃないし、日本人とコーカソイドじゃかなり血統が違う。
じゃあ中国・韓国系だったらいいのか?というと、いまだ脱亜入欧志向の抜けきれない日本人はより一層反発するだろうな。むしろ青い目のほうが歓迎されるかも。
もちろん外国人じゃいかん云々だけじゃなく、皇室典範論議においてしばしば論じられてきたのが女帝候補の婿候補問題。
旧宮家復活は無理でも、内親王と結婚して婿養子なんて案が出てたが
内親王方の結婚の自由はいずこに?
その辺のとこを親王方以上にないがしろにされているような気が。
もし女系/女帝天皇にゴーサインが出ても、おそらく20年後、30年後に次の問題が出てくるであろう。つまり愛ちゃんの結婚問題
それがいかに大問題かは他ならぬ愛ちゃん誕生までのいきさつが物語っている。
皇太子がカミラ夫人がいないにもかかわらず【笑】なかなか結婚できなかったのだから、いわんや愛ちゃんの婿どのとなるとますます為り手がいなさそう。
そしてこればっかは典範を改正して解決する問題じゃない、個人的な問題。
そのときわれわれ国民は実際に皇室の存続について考えるだろう。
アタシは別にあってもなくても同じだと思うけどね。

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