新年一発目から・・・

この日記をご覧のみなさま、遅ればせながら明けましておめでとうございます。
と言いながらも、05年最後の日記を見ていただければ判る通り、ここでは盆正月なく365日平常営業となっております。
（夏になるとやたらと更新が増えますが）
ということで、今年も新年からマニアな駄日記をお楽しみください。

修論イヤーの今年の正月で何が楽しみだったかというと里見八犬伝。
実は八犬伝ファンなんです、店主。
どのくらい好きかというと、八犬伝ネタで小説書こうと思っているほど。
（現在も構想中）
学校は信乃の生れ故郷・大塚村にありますし、芳流閣は隣町、庚申山は県内ということで、もしかしたらウチの前を犬士の誰かが通りかかっていてもおかしくはない。
それに、8人の強くてカッコいい勇士だなんて、この中からどれでも好きなのお選びくださいといわんばかりのキャスティングじゃないっすか！
ある意味ジャニーズ系アイドル×戦隊モノ【爆】ちなみに店主の好みは主役（だよね？）の信乃。
でももっとヘタレなイメージ。
なので、幅広いタイプのイケメンを集めて八犬伝やろうというTBSの心意気は素直に嬉しい。いっそジャニーズ事務所全面協力で8人全員ジャニでもよかったような気もするが。
しかも、大河ドラマ並みの豪華キャスト！
え、どこが豪華だ？って店主好みのアクの強い個性派脇役がこれでもか！と出てくるのだからすごい。まさか初っ端の斬られ役でササクラ氏（だよね？）が出てくるとは思わなかったが。
そして仲間由紀恵×渡部篤郎で、ふと「堤幸彦の代表作2つの主演カップル・スワッピング？」と思ってしまった店主はバカ決定。

しかし、なんでここまで原作変えるんだ？
まだ読んだことはないけど興味がある、店主のように読んだことはあるけど後半息切れ、というファンがいるというのに、間違った内容覚えさせられても困る。
もちろん日本文学史上最長の小説を計5時間（CM込み）にまとめる以上仕方のない部分はあるが、昨年今年出てきた小説の実写化ならともかく、古典文学なのである程度忠実にやってほしかった。
しかし、アレンジによって見えやすくなったところもあるのは一応ある。
とりあえず気になった変更箇所をリストアップ。

×なんで八房が出てこないんだ！
　獣姦は放送コードに引っかかるのか？【爆】
　これでは、犬士たちが何故「犬士」と呼ばれるのか、
　なぜ犬のつく姓を名乗っているのかの必然性が見えてこない。
×つーか里見家は笹竜胆の紋だろ。牡丹は八房の斑の形。
△二人の浜路を一人にまとめちゃうというのは店主もやった手。
△なんで親兵衛が小文吾の甥っ子じゃないんだ？
　でも、里見家に復讐心を抱く少年という設定は、
　今回のテーマにそっているとは思うが・・・。
○八犬伝最大の悪女・舟虫をあえて戦乱の世の犠牲者にしたことで
　ぐっとキャラに深みが出た。
　道節の関係者にしたのは、浜路が妹じゃなくなってしまった分の
　埋め合わせか？

他、セットの時代考証云々というのはこの際パス。むしろ戦国は戦国でも
『犬夜叉』みたいななんでもありのパラレル戦国ワールドの話だろ。
その他突っ込みどころは満載ですが、原作すらうろ覚えなのでこれまで。
どこかで現代語訳完全版は出てないものか、できれば文庫本で。
家にも4巻セットがあるのだが、子供向けのダイジェストでアレンジ込みっぽいので。
ということで、現在軽く館山行きたい病にかかってる店主でした。