夏休みの先が見えてきたので、今さらせっせと勉強しております@大学院生。
ということで、せっせとShakespeareを読んでいるのですが
The Winter’s Taleを読んでいて思わず萌えてしまいました。いやぁ、沙翁読んでて萌える学生なんて店主以外いないって。

お話としては、昔むかしあるところに王様とお妃様がいましたという感じで、王様がお妃と(長逗留してた)隣国の王様との不倫を疑いこの辺はあんまどうでもいい
生まれてきた姫を自分の子じゃないと捨て、
そしてお妃様も死んでしまう
それから16年後、捨てられた姫は羊飼いに拾われ美しく成長し
数奇な運命に導かれ生まれ故郷の国へと帰ってくる
そして父娘は感動的な再会を果たす。
しかし、それだけじゃ話が終わらない。
なんとお妃は実は生きていて彫刻のふりして登場。そして死んだはずのお妃の像が動いた、ということで家族は再生を果たす
で大団円。

これを読んでて思ったことは、想像がつくと思いますがただ一つ。
AHで香が実はどっかで生きている、なんてことはないよな(願望30%)
たまたまAHの100質でこんな問いがあったもんだから。でもそれはまだ連載開始当初に設定されたものだから、今さら生き返るということは冷静に考えてまずないでしょ、リアリティ的に。
リアリティといえば、「心臓移植で人格まで移植されるってのはどぉよ!?」という突っ込みもあるかと思いますが
それがCH的かCH的じゃないかは置いといて(そもそもAHとCHは別物だけど)
店主的にはOKです。アンビリとか大好きですし。
でもこの場合『親子』というより生まれ変わりに近いものがあると思うんだけど、というのはまたいつか

そもそもこのWinter’s TaleはShakespeare最後の作品であるTempestなどとともに『ロマンス劇』のジャンルに含められる。
ある意味でAHも北条司にとってのロマンス劇なのではないか?
香の存在などのファンタジックな小道具、ヒューマンドラマな筋書きなど共通点はいくつかある。
もちろんこれは先生がもう晩年だとか言ってるわけではない。まだまだ50前、AH執筆に、さらにその先へと頑張ってほしいものである。
でも、絵のタッチが変わるように作風も変化していくもの。それは天下の沙翁すら経てきた道なのだから。

それにしてもWT、筋書きは知っていたにせよ
途中までお妃は死んでしまったとばかりに騙されてしまいました。
最後の彫像のシーンもピグマリオンのような奇跡ではなく、人間の手によって仕組まれた大芝居なわけだから、上手く出来てますShakespeare。

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