時代がP2に追いついた?
2005年8月6日 読書
先日の日記で『亡国のイージス』読むぞ!と予告してましたが
そこにちらっと出てくる読み流し可のバックグラウンドとしてテポドン騒ぎとともに『辺古野ディストラクション』なる事件が出ていた。
大抵本の最後に出てる同一作者の著作宣伝。
この乱歩賞受賞&デビュー作の舞台の一つが沖縄だったはず・・・
ってそこから読まないと100%は判んないの!?
と作者&講談社の策略にハメられ(?)ツテを頼りに借りてきました、『Twelve Y. O.』。
でもまさか、日本の小説でここまでスケールの大きいクーデターものがやれるとは思ってなかった。
ある程度の虚構性を前提とするアニメとは異なり
(いくらリアリティを追及してあるとはいえ、2次元世界の物語を現実と地続きだと思い込む視聴者はいるのだろうか?)
活字や実写の世界でこのようなテーマが扱われる日が来るとは思わなかった。それだけ9.11以降このテーマが切実なものとなっている証拠だが。
ということで、良くも悪くも押井守の薫陶を受けてしまった連中の一人としては、やっぱP2だよなと思ってしまう。
コンピュータウイルスに冒されたディスプレイが「12」をずらずらっと表示するあたりはP1だよな。
そしてキャラクターも、かつて精鋭部隊に身を置きながらも今はしがない自衛隊の『手配師』の下士官、
狂言テロの実行役に抜擢されながらも自らそのシナリオを書き換え暴走する元エリート士官、
その彼を追う情報士官で実は元恋人、と
P2キャラでキャスティングできそうだ。荒川みたいなのもいたし。
と言いつつ、戦闘機械美少女に思わず旧作ファンから集中砲火を浴びる某パラレルのヒロインのイメージをダブらせてしまったり。
となると辻井二曹は頼り甲斐のある信宏か?
ちなみに夏生二尉は草薙少佐のイメージで【笑】
とまれ、『イージス』途中でほっぽって復讐する甲斐のある本でした。
『イージス』でも登場する謎の大量破壊兵器・GUSOHも登場しましたし。
が、市ヶ谷防衛庁で起きた火災事件って何だ!?
文庫版の解説(執筆は現在のわが心の導師・大沢在昌氏)によれば
前年の乱歩賞応募作の後日譚でもあるらしい。
ってことは『川の深さは』から読み直し?
短編集でも日本の裏CIAともいえるDAISが登場してきたし
福井氏は自らの作品全体にリンクの網の目が張りめぐらされた
『福井晴敏ワールド』を創造しようとしているのではないだろうか・・・
そこにちらっと出てくる読み流し可のバックグラウンドとしてテポドン騒ぎとともに『辺古野ディストラクション』なる事件が出ていた。
大抵本の最後に出てる同一作者の著作宣伝。
この乱歩賞受賞&デビュー作の舞台の一つが沖縄だったはず・・・
ってそこから読まないと100%は判んないの!?
と作者&講談社の策略にハメられ(?)ツテを頼りに借りてきました、『Twelve Y. O.』。
でもまさか、日本の小説でここまでスケールの大きいクーデターものがやれるとは思ってなかった。
ある程度の虚構性を前提とするアニメとは異なり
(いくらリアリティを追及してあるとはいえ、2次元世界の物語を現実と地続きだと思い込む視聴者はいるのだろうか?)
活字や実写の世界でこのようなテーマが扱われる日が来るとは思わなかった。それだけ9.11以降このテーマが切実なものとなっている証拠だが。
ということで、良くも悪くも押井守の薫陶を受けてしまった連中の一人としては、やっぱP2だよなと思ってしまう。
コンピュータウイルスに冒されたディスプレイが「12」をずらずらっと表示するあたりはP1だよな。
そしてキャラクターも、かつて精鋭部隊に身を置きながらも今はしがない自衛隊の『手配師』の下士官、
狂言テロの実行役に抜擢されながらも自らそのシナリオを書き換え暴走する元エリート士官、
その彼を追う情報士官で実は元恋人、と
P2キャラでキャスティングできそうだ。荒川みたいなのもいたし。
と言いつつ、戦闘機械美少女に思わず旧作ファンから集中砲火を浴びる某パラレルのヒロインのイメージをダブらせてしまったり。
となると辻井二曹は頼り甲斐のある信宏か?
ちなみに夏生二尉は草薙少佐のイメージで【笑】
とまれ、『イージス』途中でほっぽって復讐する甲斐のある本でした。
『イージス』でも登場する謎の大量破壊兵器・GUSOHも登場しましたし。
が、市ヶ谷防衛庁で起きた火災事件って何だ!?
文庫版の解説(執筆は現在のわが心の導師・大沢在昌氏)によれば
前年の乱歩賞応募作の後日譚でもあるらしい。
ってことは『川の深さは』から読み直し?
短編集でも日本の裏CIAともいえるDAISが登場してきたし
福井氏は自らの作品全体にリンクの網の目が張りめぐらされた
『福井晴敏ワールド』を創造しようとしているのではないだろうか・・・
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