店主の好きな『先生』

最近どのドラマも「どっかで見たような話だなぁ」と思ってしまい
（10年以上見てるとそうなる？）
毎週せっせと見てるのはこの『ER』くらいだけです。
実は店主、今を遡ること10年前、1stシーズン見てました。
その当時は土曜9時という何ともありがたい時間にやってましたっけ。
それが深夜枠になってしまい、朝の早い我が家では見られなくなってしまいましたが
9thシーズンになってBSで10時からやってることに気づき（遅すぎ）
それからせっせと見ています。

それにしても、あの一番下っ端のカーター君がいつの間に主役張ってるわ
グリーン先生は死んじゃったわ
もしかしてスーザンって、1stシーズンにいたルイス先生じゃない！
と8年のブランクのある店主にとっては全く別のドラマを見始めたも同然なのですが
変わらないのはあのスピード感！そして緊迫感!!
ドラマというよりむしろあのテンポはドキュメンタリー。医療系ドキュメントの顔モザイクが邪魔！と思ってる視聴者（=店主）も大満足。
そしていかにもドラマ的な予定調和、いわゆる起承転結や序破急を無視した展開は45分間全てがクライマックス。
そりゃそうだ、そこには生きるか死ぬかのドラマが凝縮されているんだもの。毎日それに直面する先生方はともかく、患者たちにとってはその瞬間はまさに人生最大のクライマックスなのだから。
また、登場する医師たちの個性の強さもウリのうち。つーかみんな問題抱えすぎ！
日本のフツーの群像劇では主要キャラのうちの一人が抱えていればアクセントになりうるような問題を、みんな普通に抱えているのだから。同性愛とか薬物中毒とか。まさにアメリカ社会の縮図。
この辺が同じ海外ドラマでも韓流なんかとは違うよね。
韓国ドラマはまさに現実逃避、人生のドロドロしたところは見たくない、キレイなものだけ見ていたいというか。いや、それはそれで責めたりしませんよ。人生そういうのも必要ですし
しかし『ER』は・・・怖いもの見たさ？いやいや、むしろこういうハードでシリアスなのは人生の予行練習というか、いざ自分がこういう状況に陥ったとき、TVで見ただけであっても見なかったよりは数段ましでしょ。
家族が交通事故で運ばれたとかいうときでも、救急救命センターの待合室で「あ、ERと一緒だな・・・」としばしの間でも現実逃避できそうだし（店主だけ？）

さて、そんな魅力一杯の(？)ER10thシリーズですが、店主が一番好きな先生はゴラン・ヴィシュニック演じるDr.ルカ・コバッチュ。
もう何を隠そう男前ですし、背が高いし（193cm！）、外科医としての腕前はブラックジャック並みだし、
そして何より店主を惹きつけるのはクロアチア内戦で家族を失ったという過去持ち。こういう陰を背負った男には弱いんです、店主。
（そして一方では陰持ち男を自ら量産中）
ポジション的には1stシリーズのロス先生に近いかな。
今シーズンでは新加入の看護師サムことサマンサ・ダガートとなにやらいい感じ。
彼女の息子アレックス（インシュリン依存性糖尿病持ち）とはすでにもうお友達。というか、絶対彼に自分の死んだ子供を重ね合わせてるんだわルカは【確定】
そんなコバッチュ先生ですが、9thシーズンに引き続いてまたアフリカに行きたい様子。
もちろん行かせてなるもんですか！コバッチュ先生のお姿を見れないとなると、ERの楽しみが半減するも同然。
かくなる上は、サムにがんばってもらって！・・・と思ってたら
K　I　S　S　さ　れ　て　し　ま　い　ま　し　た。
コバッチュ先生、サムに。
さぁこれからどうなるんだ一体！ますます目が放せなくなってきました『ER・救急救命室』、BS1で月曜午後10時から。

さぁて、木曜日には『いらっしゃいませ、患者さま』見てきましょうか。