ついさっきテレビで見てきたところです、『どら平太』。
いやぁ痛快だった。見ててずっと頬が緩みっぱなし。娯楽作というのは斯くあるべしという映画でした。
見て、何か考えさせるものがあるというのもいい映画なんですが
店主はやっぱしこうやって無邪気に楽しめるのが好きです。
だって、考えさせられることは現実社会にだっていろいろあるし
せめて映画を見てるときぐらいはそういうことを忘れたいじゃないですか。
でもこの映画って、筋書きはむしろハリウッド的なものを感じるのですが。
日本ではいざ事を起こそうというときはまず徒党を組むもの。
忠臣蔵だって七人の侍だってそう。
アンタッチャブルもそうでしょ、というのはこの際置いといて。
そしてチームを組んでる場合でも、途中で味方の裏切りがあったり何だりで結局孤軍奮闘するはめになる。そのへん個人主義のお国柄ですな。
我らが『どら平太』こと望月小平太もほとんど協力者もいないまま『堀外』と呼ばれる暗黒街に単身闘いを挑むことになる。
それで、戯画化されたキャラクターも秀逸。大滝秀治もいい味出してるし、菅原文太もまさに親分。
紋切り型結構、大いに結構。
各人が各人に要求されているものをきちんと出し切っているという感じ。
でもまさか岸田今日子がカメオとは・・・。いや、お似合いでした。
もちろん小平太の『どら』っぷりは昼行灯フェチにとってはもうたまりません。いや、○○というのは表の顔、実は・・・っていうの、大好きなんです。
そして着物好きとしては、ポスター/ジャケットになってるあの姿にはしびれます。
腕は両手とも袂に突っ込んでるのがなんとも粋で、その着物が黒紋付というのがやっぱり侍っぽい。でも着流し。そして脛チラ。
脛チラですよ奥さん!(って誰だ)これぞ男のキモノ、これぞ着流し!ビバ!!【壊】
でも、このシンプルな筋書き、シンプルな登場人物を飽きさせずに見せるのはさすが巨匠・市川箟監督。
その映像美は若手・個性派監督には引けを取りませんとも、ええ。
特にモブの乱闘シーンのスローモーションは特筆すべき箇所でしょうが、それ以外にも静謐な構成美ともいえる素晴らしいカットが山盛りです。耳だけで見ていい映画ではありません。
これやっぱアメリカに持ってって見せたいね。多少日本史のお勉強は必要かもしれないけど、ストーリー的にもアメリカ受けしそうだし。
だって荒野の七人も荒野の用心棒も元は日本映画ですから。
いやぁ痛快だった。見ててずっと頬が緩みっぱなし。娯楽作というのは斯くあるべしという映画でした。
見て、何か考えさせるものがあるというのもいい映画なんですが
店主はやっぱしこうやって無邪気に楽しめるのが好きです。
だって、考えさせられることは現実社会にだっていろいろあるし
せめて映画を見てるときぐらいはそういうことを忘れたいじゃないですか。
でもこの映画って、筋書きはむしろハリウッド的なものを感じるのですが。
日本ではいざ事を起こそうというときはまず徒党を組むもの。
忠臣蔵だって七人の侍だってそう。
アンタッチャブルもそうでしょ、というのはこの際置いといて。
そしてチームを組んでる場合でも、途中で味方の裏切りがあったり何だりで結局孤軍奮闘するはめになる。そのへん個人主義のお国柄ですな。
我らが『どら平太』こと望月小平太もほとんど協力者もいないまま『堀外』と呼ばれる暗黒街に単身闘いを挑むことになる。
それで、戯画化されたキャラクターも秀逸。大滝秀治もいい味出してるし、菅原文太もまさに親分。
紋切り型結構、大いに結構。
各人が各人に要求されているものをきちんと出し切っているという感じ。
でもまさか岸田今日子がカメオとは・・・。いや、お似合いでした。
もちろん小平太の『どら』っぷりは昼行灯フェチにとってはもうたまりません。いや、○○というのは表の顔、実は・・・っていうの、大好きなんです。
そして着物好きとしては、ポスター/ジャケットになってるあの姿にはしびれます。
腕は両手とも袂に突っ込んでるのがなんとも粋で、その着物が黒紋付というのがやっぱり侍っぽい。でも着流し。そして脛チラ。
脛チラですよ奥さん!(って誰だ)これぞ男のキモノ、これぞ着流し!ビバ!!【壊】
でも、このシンプルな筋書き、シンプルな登場人物を飽きさせずに見せるのはさすが巨匠・市川箟監督。
その映像美は若手・個性派監督には引けを取りませんとも、ええ。
特にモブの乱闘シーンのスローモーションは特筆すべき箇所でしょうが、それ以外にも静謐な構成美ともいえる素晴らしいカットが山盛りです。耳だけで見ていい映画ではありません。
これやっぱアメリカに持ってって見せたいね。多少日本史のお勉強は必要かもしれないけど、ストーリー的にもアメリカ受けしそうだし。
だって荒野の七人も荒野の用心棒も元は日本映画ですから。
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