『風邪薬のプライド』、抗アレルギー剤の意地!?
2005年3月23日 パトレイバー
『たいちょとのあ普及委員会』の会員リストの質問を多少いじくったんで、事務局長である店主も答え直さなくちゃと思い久々にコミックスを読んでみる。
問2 これぞ“たいちょとのあ”!というシーンは?(メディア問わず)
ちなみに店主、安楽サマのたいちょとのあ普及本アンケートの同じ問いにかーなーりお茶を濁した答えを送ってしまいました。安楽サマごめんなさい!
で、このアンケートで結構答えが返っていたのが
「隊長が野明に警察の役目を風邪薬にたとえて教え諭しているシーン」
いやこれたいちょとのあに限らずパト全体を通して名シーンですよ。隠れ社会派・ゆうきまさみの真骨頂。
店主がもし警察官採用試験の担当者だったら、間違いなく
「警察の果たすべき役目を、風邪薬にたとえて述べよ」
という問題を出します。パト読んでれば満点取れます。
でも最近の警察はどちらかというと『防犯』の方にシフトを移動しているような気がするけど、それだって「風邪はこじらす前にさっさと早く寝て栄養とって治しちまいなさい」というセルフメディケーション的なものかもしれないが。
でも、このたとえを説明しているのが他ならぬ後藤隊長だということがこのシーンをより感慨深いものにしているように店主には思える。
後藤隊長といえば『カミソリ後藤』、元公安の切れ者だった男だ。
(ちなみに店主は、しのぶさん以外は過去の設定はみな共通ということにしている)
公安の捜査ポリシーとしては一にも二にもまず予防
つまり「健康体に風邪薬をぶち込む」のが公安のお仕事なのだ。
余談だが、熊耳さんが所属していた外事二課も公安部の所属。
つまり外国スパイに対する防諜が主な任務で、密輸の摘発や国際的人身売買の捜査は刑事部の国際捜査課のはず。
パトレイバーはかなりそういった考証も詳しいだけに、この設定ミスが痛い。
そしてこの時期薬漬けの店主はさらに引っかかるものを覚えた。
前々からボヤいているように店主、花粉症です。
この時期は日々抗アレルギー剤を飲み続けなければならない。
この薬、症状が出始める前から飲まないと効果が出ないという。
しかも抜本的対策ではないので所詮は対症療法、しかし飲まないとくしゃみ鼻水鼻詰まりに一日中悩まされることになる。
つまりは風邪薬とは根本的に別モノ。
では抗アレルギー剤とは何なのか、個人的に考えてみた。
つまり、公安警察とは抗アレルギー剤なのではないか。
まず、どちらも予防を主としているものである。
テロも花粉症の症状も、起こってからでは遅すぎるのだ。
しかし、どちらも副作用がある。
鼻が詰まると鼻呼吸が阻害されて脳が酸欠になって、頭がぼぉっとする。
しかし抗アレルギー剤もまた副作用で眠くなったりする、つまりぼぉっとするのだ。飲んでも飲まなくても同じじゃん。
公安の副作用は言わずもがな。
そもそも、花粉症もテロ対策も最も効果的なのは体質改善である。
しかしどちらも大変だし面倒なのは事実だ。だったらちまちまと対症療法で症状の芽を摘み取るしかない。
この世の中は花粉もハウスダストもないような奇麗な場所ではない、はっきり言って汚濁まみれだ。だからこそ我々は彼らを必要とするしかないのではないか。
でも一言いいたいのは、彼らが作用ばかり追い求めて副作用に気を使わないのは如何なものか、ということだ。
抗アレルギー剤はしばしば使っているうちに耐性ができてしまい、より強い薬にしないと効かなくなってしまうことがある。
しかし作用が強いと副作用もまた強くなる。
彼らが守るべきは体=社会なのである。それを悪化させるようであるならばそもそも薬の意味がない。
そんなことはパトXmasネタ書きながら考えていたことだけど。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
パトネタついでにもう一つ。
いつかパト実写版が叶う日のために店主は日々キャスティングを考えているんだけれど
最近、野明は上戸彩かな・・・と諦め半分で思っている。
だって一応主役だからこれくらいのネームバリューは必要だし、「明るく元気な女の子」キャラは彼女に決まりかけてるような。
ドラマであんまり見ないから演技力は判らないけど・・・。
それよりも本題は遊馬役です。
なかなか遊馬演れそうな若手俳優は店主の前には現れませんでした。
そんじょそこらの軽薄そうな兄ちゃんじゃないし
良くも悪くも『普通の(平均値ではなく中間値の)青年』キャラじゃなきゃ、と思ってましたが、
『救命病棟24時』に出演中の川岡大二郎くん、遊馬役として推薦でございます。
なかなか最近にない凛々しい感じの青年で、ちょっとひねくれた、紗に構えた感じも見てみたいと思わせる役者さんです。
というかこの川岡遊馬が上戸野明を小突き回しているところを見てみたい、って思いっきり店主の願望じゃん!
問2 これぞ“たいちょとのあ”!というシーンは?(メディア問わず)
ちなみに店主、安楽サマのたいちょとのあ普及本アンケートの同じ問いにかーなーりお茶を濁した答えを送ってしまいました。安楽サマごめんなさい!
で、このアンケートで結構答えが返っていたのが
「隊長が野明に警察の役目を風邪薬にたとえて教え諭しているシーン」
いやこれたいちょとのあに限らずパト全体を通して名シーンですよ。隠れ社会派・ゆうきまさみの真骨頂。
店主がもし警察官採用試験の担当者だったら、間違いなく
「警察の果たすべき役目を、風邪薬にたとえて述べよ」
という問題を出します。パト読んでれば満点取れます。
でも最近の警察はどちらかというと『防犯』の方にシフトを移動しているような気がするけど、それだって「風邪はこじらす前にさっさと早く寝て栄養とって治しちまいなさい」というセルフメディケーション的なものかもしれないが。
でも、このたとえを説明しているのが他ならぬ後藤隊長だということがこのシーンをより感慨深いものにしているように店主には思える。
後藤隊長といえば『カミソリ後藤』、元公安の切れ者だった男だ。
(ちなみに店主は、しのぶさん以外は過去の設定はみな共通ということにしている)
公安の捜査ポリシーとしては一にも二にもまず予防
つまり「健康体に風邪薬をぶち込む」のが公安のお仕事なのだ。
余談だが、熊耳さんが所属していた外事二課も公安部の所属。
つまり外国スパイに対する防諜が主な任務で、密輸の摘発や国際的人身売買の捜査は刑事部の国際捜査課のはず。
パトレイバーはかなりそういった考証も詳しいだけに、この設定ミスが痛い。
そしてこの時期薬漬けの店主はさらに引っかかるものを覚えた。
前々からボヤいているように店主、花粉症です。
この時期は日々抗アレルギー剤を飲み続けなければならない。
この薬、症状が出始める前から飲まないと効果が出ないという。
しかも抜本的対策ではないので所詮は対症療法、しかし飲まないとくしゃみ鼻水鼻詰まりに一日中悩まされることになる。
つまりは風邪薬とは根本的に別モノ。
では抗アレルギー剤とは何なのか、個人的に考えてみた。
つまり、公安警察とは抗アレルギー剤なのではないか。
まず、どちらも予防を主としているものである。
テロも花粉症の症状も、起こってからでは遅すぎるのだ。
しかし、どちらも副作用がある。
鼻が詰まると鼻呼吸が阻害されて脳が酸欠になって、頭がぼぉっとする。
しかし抗アレルギー剤もまた副作用で眠くなったりする、つまりぼぉっとするのだ。飲んでも飲まなくても同じじゃん。
公安の副作用は言わずもがな。
そもそも、花粉症もテロ対策も最も効果的なのは体質改善である。
しかしどちらも大変だし面倒なのは事実だ。だったらちまちまと対症療法で症状の芽を摘み取るしかない。
この世の中は花粉もハウスダストもないような奇麗な場所ではない、はっきり言って汚濁まみれだ。だからこそ我々は彼らを必要とするしかないのではないか。
でも一言いいたいのは、彼らが作用ばかり追い求めて副作用に気を使わないのは如何なものか、ということだ。
抗アレルギー剤はしばしば使っているうちに耐性ができてしまい、より強い薬にしないと効かなくなってしまうことがある。
しかし作用が強いと副作用もまた強くなる。
彼らが守るべきは体=社会なのである。それを悪化させるようであるならばそもそも薬の意味がない。
そんなことはパトXmasネタ書きながら考えていたことだけど。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
パトネタついでにもう一つ。
いつかパト実写版が叶う日のために店主は日々キャスティングを考えているんだけれど
最近、野明は上戸彩かな・・・と諦め半分で思っている。
だって一応主役だからこれくらいのネームバリューは必要だし、「明るく元気な女の子」キャラは彼女に決まりかけてるような。
ドラマであんまり見ないから演技力は判らないけど・・・。
それよりも本題は遊馬役です。
なかなか遊馬演れそうな若手俳優は店主の前には現れませんでした。
そんじょそこらの軽薄そうな兄ちゃんじゃないし
良くも悪くも『普通の(平均値ではなく中間値の)青年』キャラじゃなきゃ、と思ってましたが、
『救命病棟24時』に出演中の川岡大二郎くん、遊馬役として推薦でございます。
なかなか最近にない凛々しい感じの青年で、ちょっとひねくれた、紗に構えた感じも見てみたいと思わせる役者さんです。
というかこの川岡遊馬が上戸野明を小突き回しているところを見てみたい、って思いっきり店主の願望じゃん!
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