殿:えぇい、小十郎はまだか!
成実:はっ、江戸表からオーナー会議の結果を知らせて参る由にござりますれば・・・
景綱:殿、お待たせいたし申した!(と大広間の襖が自動ドア状に開いて、片倉小十郎景綱・登場)
殿:して、勝ったのはライブドアか、それとも楽天とやらか?
景綱:それが・・・楽天にござります!
殿:なんと・・・
成実:これでは領民が納得しかねまするぞ!堀江殿の誠意は無駄になってしまったではないか。
殿:藤五郎、そう腹を立てるな。誠意だけでは戦に勝てぬ。
景綱:確かに・・・【殿がおっしゃらればなぜか説得力があるな】
殿:それに人事を見てみぃ、楽天が勝って当然じゃ。
景綱:確かに、楽天の方がより現実的な人事案を出しておられまするな。それに、アダルトサイトの問題が大きかったよう。殿もお気をつけなされませ。
殿:な、何を気をつけよというのじゃ。ところで小十郎、三木谷とやらはいかなる人物か、調べはついているだろうの。
景綱:はっ、かの者は大手銀行のエリートでござったが退社して起業、インターネットのショッピングサイト『楽天市場』を設立し、今や多くのIT企業やJリーグのヴィッセル神戸を傘下に持つIT長者にござります。というようなことはここのブログを読んでおられる方なら常識中の常識にござりましょうが。
成実:最後のは誰に向かって話しておったのじゃ?
殿:ということは、堀江殿が俺と同類ならばさしずめ三木谷殿は蒲生氏郷か・・・。なら多少口惜しいのう。
成実:チーム名はイヌワシ軍団に決まったそうだな。
殿:藤五郎の案はすべて却下されたようじゃな。
成実:・・・・・
景綱:しかし伊達ゆかりの名が使われなかったというのは、少々寂しゅうござりますな。
殿:しかし、奥羽全土をフランチャイズとするのじゃ、イヌワシなら奥羽に広く生息しておる。チーム名にぴったりではないか。それにあの精悍な目が俺の左目に似てなくもないしな。
景綱:・・・・・
殿:うむ。で、いくら軍団ができても将兵がなければ戦はできぬ。そちらはどうなっておるのじゃ。
景綱:はっ、明大の一場投手の楽天入りが内定したとのこと。
殿:うむ、それは上々。後ろ暗いことはあっても大学No.1右腕であるからの。楽天も我が伊達家も実力さえあれば過去は問わぬ。支倉常長屋代景頼も罪人の子とはいえ、それぞれ忠義を尽くしておる。
景綱:支倉殿はともかく、屋代勘解由を引き合いに出されるとは・・・一場はヒール決定にござりまするか?
成実:半年前まで影も形もなかった球団が袖の下を渡すはずもない、これだけでも新球団が出来た甲斐はござりましたな。
殿:して、他の選手は?分配ドラフトで近鉄、オリックスの選手が入団してくるというが・・・。
景綱:はっ、それがその名簿にござります。(と巻物を手渡す)
殿:・・・磯辺しか判らぬ。で、肝心の将は田尾安志殿とか。なかなかの男前ではないか。ま、俺のほうが上だがな。
景綱:それが、それがしも古いことはわかりませぬが、現役時代は問題児扱いされていたこともあるとか・・・
殿:それも自らの置かれた立場に筋を通したまでのことらしいからの。男子たるものそれくらい当たり前じゃ。それで上から目を付けられたところで痛くもかゆくもあるまい。俺とて死装束を着たり磔柱を背負ったりして今まで筋を通してきたものじゃ。
景綱:はぁ・・・。
殿:それに軍師をメリケンから招くというのも俺好みではないか。
成実:確かに殿も南蛮好みにござりますからなぁ。
殿:異国から進んだ事物を取り入れるは当然じゃ。それが判らぬ狸爺には日本の歴史は任せられても、球界の明日は任せられぬ。
景綱:左様にござります。しかし殿、まだまだ球界再編は始まったばかりにござりますぞ。
成実:筑紫でも城主が変わった上に、何やら武蔵でも慌しくなっておる模様。
殿:おぉ、筑紫じゃ400年越しに韓御陣の仕返しとなっておるようじゃな。
とにかく、面白うなってきたことは確かじゃ。それでは来年は宮城球場で一暴れしようかの。
ということで政宗公・景綱・成実トリオ@BASEBALL第二弾にございます。いっそ東北楽天ネタはこれからこの3人で固定化しちゃいましょう。店主も書いてて面白いし。
さぁ、第三弾はあるのか!?

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