景綱:殿、城下にプロ野球の球団が出来るそうにございます。
殿:なに、プロ野球じゃと?それは面白そうだな。
景綱:はっ。聞くところによりますると、堀江貴文と申す者が日本プロ野球組織に球団設立の申請したと。
殿:ふむ。して、その堀江という者はいかなる人物じゃ?
景綱:それがしの調べましたるところでは、31歳にて大手IT企業の社長にて、聞けばIT戦国の風雲児と呼ばれているとかいないとか。
殿:若干31にして一国一城の主じゃと?それに、ITといえばいまや最先端のビジネスではないか。その若さといい先見の明といい、俺に似た御仁であるといえような。
景綱:と、殿と似ておられるかどうかはともかく・・・。
殿:ところで小十郎、球団といい武将といい、戦うには城が要るぞ。
景綱:ああ、球場にござりますね。聞けば宮城球場を使うとか・・・
殿:なにっ、宮城球場じゃと?あそこは岩出山以上のボロではないか!おーろらびじょんも無いと聞くぞ!
景綱:それゆえ改修せねばならぬようですが、それがしの見たところ、それも含めて参入は再来年以降になるかと。
殿:なんだったら青葉城の一部を堀江とやらにくれてやってもいいぞ。
景綱:殿!それはなりません。そもそも青葉城は今や殿の私物ではござりませぬゆえ
殿:なに、冗談じゃ【実はまんざら本気】ところで、球団名はもう決まっておるのか?
景綱:いえ、まだそのような話は聞いてはおりませぬが。
殿:では一つ、この政宗が名付け親となってやろうかの。さて、どのような名がよいか。
景綱:【実の娘に五郎八(いろは)とお名づけになったお方だからな・・・】
殿、堀江殿が地域密接を掲げている以上、球団名も仙台らしいものにせねばなりませぬ。
例えば、我が仙台のJリーグチームも『ベガルタ仙台』は、仙台名物の七夕にちなんで織姫(=ベガ)と彦星(=アルタイル)を組み合わせたもの。
そして上杉殿のお膝元のアルビレックス新潟は、白鳥の飛来地であることにちなんで白鳥座の主星アルビレオに『王』という意味のレックスを組み合わせたものにございます。
成実:小十郎、殿と何を話しておるのじゃ(と伊達藤五郎成実、登場)
殿:藤五郎も城下に球団が出来ることを知っておるだろう。それで我らで仙台らしい名を付けてやろうと思ってな。そうじゃ、輪が伊達の家紋である竹に雀にちなんでスパロウズというのはどうじゃ?
景綱:・・・江戸表が黙ってはおられないでしょう。
成実:ではササカマーズはどうじゃ?
殿・景綱:・・・・・【黙殺】
成実:じゃあ、これならどうじゃ、ブッシュクローバー・ムーンズでは?
景綱:『萩の月』、にござりますか?
殿:長すぎる、却下。ところでベガルタの前身たるブランメルの商標はまだ残っておるのかの。さすれば伊達男の名もまた天下に轟くであろうな。そしてやっぱキャラクターは隻眼であろう【ほくほく】
景綱:殿、戦国無双の過ちをお忘れにござるか!
殿:小十郎!それは触れられたくない傷じゃ!!
成実:しかし「仏作って魂入れず」と言うではないか。球場や球団名が出来たところで、肝心の選手がおらねば野球になるまい【意外に常識人】
殿:ふっふっふ、秘策はあるのじゃ。メリケンで球団が新たに増えた折、そのうちの一つ・ダイヤモンドバックスは目玉として100マイルオヤジことランディ・ジョンソンを迎えたそうではないか。
景綱:殿、いかにしてそのような海の向こうのことを・・・。
殿:なに、我が黒脛巾を以ってすればこのくらい朝飯前よ。しからば我らが目玉はやはり、仙台が生んだ大魔神こと佐々木主浩であろうな。
成実:おお・・・。
殿:時代を背負って立つ若武者たるダルビッシュも獲って然るべきだろう。
景綱:しかし殿、来年のドラフトには間に合わないかもしれませんぞ。
成実:なんと!
景綱:といいますのも球団のオーナーらが既得権を守ろうと頑強に反対してる由。
殿:やはり老害か・・・俺もすでに老人たちにあらかた天下を握られてしまった後だったな。せめてあと10年早く生まれておれば・・・。
景綱:特に頑強に反対しておられたのは江戸のご老人とのこと。この御仁は今や隠居されたが大御所として実権を握っているのは確かなこと。
殿:こっちにも狸爺がおったか・・・。しかし今や時代は戦国の再来じゃ。いつまでも既得権益にしがみついているものは敗れ去るが必定!
成実:ならば我らも起たねばなりませぬな、殿!
景綱:播磨の地にも新たなる勢力が起ち上がってるとのこと。
殿:うむ。ならばもう一球団あってもよかろう。我らも堀江殿のためにも一旗挙げねばなるまいな。
景綱:殿、和賀や大崎一揆の二の舞いはご勘弁願いますぞ。
殿:ええいうるさい!生き馬の目を抜くIT戦国では裏切りもときに必要じゃ!
成実:殿、それではいくら殿といえども領民は付いて参りませぬぞ。領民あっての戦国大名、ファンあってのプロ野球にござりますからな。
殿:うむ、小十郎、藤五郎。そのほうの言い分しかと判った。ならば、いざ出陣じゃあ!
殿:なに、プロ野球じゃと?それは面白そうだな。
景綱:はっ。聞くところによりますると、堀江貴文と申す者が日本プロ野球組織に球団設立の申請したと。
殿:ふむ。して、その堀江という者はいかなる人物じゃ?
景綱:それがしの調べましたるところでは、31歳にて大手IT企業の社長にて、聞けばIT戦国の風雲児と呼ばれているとかいないとか。
殿:若干31にして一国一城の主じゃと?それに、ITといえばいまや最先端のビジネスではないか。その若さといい先見の明といい、俺に似た御仁であるといえような。
景綱:と、殿と似ておられるかどうかはともかく・・・。
殿:ところで小十郎、球団といい武将といい、戦うには城が要るぞ。
景綱:ああ、球場にござりますね。聞けば宮城球場を使うとか・・・
殿:なにっ、宮城球場じゃと?あそこは岩出山以上のボロではないか!おーろらびじょんも無いと聞くぞ!
景綱:それゆえ改修せねばならぬようですが、それがしの見たところ、それも含めて参入は再来年以降になるかと。
殿:なんだったら青葉城の一部を堀江とやらにくれてやってもいいぞ。
景綱:殿!それはなりません。そもそも青葉城は今や殿の私物ではござりませぬゆえ
殿:なに、冗談じゃ【実はまんざら本気】ところで、球団名はもう決まっておるのか?
景綱:いえ、まだそのような話は聞いてはおりませぬが。
殿:では一つ、この政宗が名付け親となってやろうかの。さて、どのような名がよいか。
景綱:【実の娘に五郎八(いろは)とお名づけになったお方だからな・・・】
殿、堀江殿が地域密接を掲げている以上、球団名も仙台らしいものにせねばなりませぬ。
例えば、我が仙台のJリーグチームも『ベガルタ仙台』は、仙台名物の七夕にちなんで織姫(=ベガ)と彦星(=アルタイル)を組み合わせたもの。
そして上杉殿のお膝元のアルビレックス新潟は、白鳥の飛来地であることにちなんで白鳥座の主星アルビレオに『王』という意味のレックスを組み合わせたものにございます。
成実:小十郎、殿と何を話しておるのじゃ(と伊達藤五郎成実、登場)
殿:藤五郎も城下に球団が出来ることを知っておるだろう。それで我らで仙台らしい名を付けてやろうと思ってな。そうじゃ、輪が伊達の家紋である竹に雀にちなんでスパロウズというのはどうじゃ?
景綱:・・・江戸表が黙ってはおられないでしょう。
成実:ではササカマーズはどうじゃ?
殿・景綱:・・・・・【黙殺】
成実:じゃあ、これならどうじゃ、ブッシュクローバー・ムーンズでは?
景綱:『萩の月』、にござりますか?
殿:長すぎる、却下。ところでベガルタの前身たるブランメルの商標はまだ残っておるのかの。さすれば伊達男の名もまた天下に轟くであろうな。そしてやっぱキャラクターは隻眼であろう【ほくほく】
景綱:殿、戦国無双の過ちをお忘れにござるか!
殿:小十郎!それは触れられたくない傷じゃ!!
成実:しかし「仏作って魂入れず」と言うではないか。球場や球団名が出来たところで、肝心の選手がおらねば野球になるまい【意外に常識人】
殿:ふっふっふ、秘策はあるのじゃ。メリケンで球団が新たに増えた折、そのうちの一つ・ダイヤモンドバックスは目玉として100マイルオヤジことランディ・ジョンソンを迎えたそうではないか。
景綱:殿、いかにしてそのような海の向こうのことを・・・。
殿:なに、我が黒脛巾を以ってすればこのくらい朝飯前よ。しからば我らが目玉はやはり、仙台が生んだ大魔神こと佐々木主浩であろうな。
成実:おお・・・。
殿:時代を背負って立つ若武者たるダルビッシュも獲って然るべきだろう。
景綱:しかし殿、来年のドラフトには間に合わないかもしれませんぞ。
成実:なんと!
景綱:といいますのも球団のオーナーらが既得権を守ろうと頑強に反対してる由。
殿:やはり老害か・・・俺もすでに老人たちにあらかた天下を握られてしまった後だったな。せめてあと10年早く生まれておれば・・・。
景綱:特に頑強に反対しておられたのは江戸のご老人とのこと。この御仁は今や隠居されたが大御所として実権を握っているのは確かなこと。
殿:こっちにも狸爺がおったか・・・。しかし今や時代は戦国の再来じゃ。いつまでも既得権益にしがみついているものは敗れ去るが必定!
成実:ならば我らも起たねばなりませぬな、殿!
景綱:播磨の地にも新たなる勢力が起ち上がってるとのこと。
殿:うむ。ならばもう一球団あってもよかろう。我らも堀江殿のためにも一旗挙げねばなるまいな。
景綱:殿、和賀や大崎一揆の二の舞いはご勘弁願いますぞ。
殿:ええいうるさい!生き馬の目を抜くIT戦国では裏切りもときに必要じゃ!
成実:殿、それではいくら殿といえども領民は付いて参りませぬぞ。領民あっての戦国大名、ファンあってのプロ野球にござりますからな。
殿:うむ、小十郎、藤五郎。そのほうの言い分しかと判った。ならば、いざ出陣じゃあ!
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