活字メディアにおいて、映像の威力ってのはときに恐ろしいもの。たとえばハリポタだって、映画公開後はハリーの顔がどうしてもラドクリフ君になってしまうもの。店主の好きな『無責任船長タイラー』なんて、アニメから入ったファン(店主含む)は原作を見て少なからずショックを受けたはず。ライトノベルは大抵イラスト入りだから、そのへんの兼合いも難しいところ。

で、本題ですが、店主、本でシャーロック・ホームズ読んでてときどきビジュアルが犬ホームズになってしまうことがあります。アニメで見たのは昔々のはずなのに、恐るべし、幼児期のインプリンティング。
ちなみに店主はこれでホームズシリーズの固有名詞を覚えました。ハドソン夫人にレストレード警部、そしてモリアーティ教授・・・手下のトッドとスマイリーは原作には出てこないけどね。

でもこれ、『名探偵ホームズ』と銘打っておきながら、原作ファンにはかなり噴飯モノかも。推理モノというよりかなりスラップスティックだし。そうそう、カップリングだってハドソンさんとだもんね。原作じゃあアイリーン・アドラーを推しますが犬ホームズじゃ店主は『ホム・ハド』です(勝手に作った)。
でも、そもそもホームズのコスプレであるディアストーカーにインバネスだって原作には出てないんですよね。挿絵画家のオリジナル。そこまでこだわりたい人はグラナダ版のを見てください。あれはシルクハットのホームズさんですから。

そうそう、これって一応、『宮崎アニメ』の範疇に入るんですよね。もちろん空飛ぶメカをはじめとする機械へのこだわりがそこかしこに見られますし、後の作品に出てくるシークエンスがちらほら。時代的背景とか考えると『天空の城ラピュタ』に近いかな。そういえば今度のもラピュタっぽいなんて話を聞きましたが、キムタクって聞いてかなり見る気が萎えました。
とにかく、最近は大作に走り気味ですが、こういうスラップスティック・アクションも見たいですよ、上海亭のオヤジどの。

コメント

日記内を検索